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推しのいる日々③〜ZOO活1年生「土砂降りの中あの子に会いに行く??」

私のZOO活は、健康のためのウォーキングも兼ねているので基本ソロ活である。

若干引かせてしまった園長さんにだけではなく。友達にも、主にLINEを通じて、多少鬱陶しがられるほど熱く推しを推している。だから、みんなすっかりあの子のことを認識して気に入ってくれている……はず……(汗)

もちろん動物園そのものが素晴らしいことは理解してくれているので「涼しくなったら私もぜひ行きたいな」友達は口をそろえてそう言う。そう、暑さがネックなんだよね。一緒に行く子どもや孫がいない限り、猛暑の中、大人が動物園に足を運ぶにはそうとうなモチベーションが必要だ。

夏が終われば、友達を誘うこともできる。そう思って、涼しくなる日を指折り数えて待っていた。しかし、御存知の通りいつまでもしつこく夏は終わらない。

それでも、ようやく高校の頃からの友達と動物園に行く日が決まった。彼女はもともと私とは比べ物にならないほど動物愛が深い。あの子のことも「かわいい」認定してくれている。私も彼女もその日をとても楽しみにしていた。

ところが、文字通り雲行きが怪しい。問題は、週間天気予報である。そうです。猛暑一転。並ぶ傘マーク。

雨?
もしや土砂降り??
秋雨前線、まさかここにきて本領発揮???
気のせいか傘マークが昨日より大きくなっていますよね?

なんということでしょう。これだけ晴れの日が続いていたのに。その日はどうやら大雨予報らしい。これって何? 嫌がらせですか? だから天気予報は嫌いなんだよ…って完全に八つ当たりです。

多少の雨なら風情があっていいと思うのだが。土砂降りとなるとどうだろう、と怖気づく私がいる。

しかし、上野動物園のパンダ列の過酷な状況に比べれば。土砂降りの1つや2つ。乗り越えなくてどうする???

上野の皆さんは雨が酷いから行くのをやめるなどという選択肢はないですよね。むしろ一般の方が観覧を控えるので、待ち時間なく何回も観ることができるというメリットを楽しんでいるようにさえ見える。

夏の間、暑さに弱いパンダはみんな室内で生活している。夏以外の季節。子パンダたちが大雨の中、屋外放飼場ではしゃぎ回っている姿はそれはそれはかわいいものだ。そんな姿を目にすることができるのも、大雨にも関わらず、園に足を運び続ける熱心なファンの方がいるおかげだ。

もはやパンダファンの皆様のゆるぎないパンダ愛は、私の心の師となっている。

友達と約束したその日にはちょっとしたイベントが予定されているので、ぜひ一緒に参加したいと思っていた。まあ、どんな天候であったとしても、私には乗り越えられるモチベーションがあるけれど。友達はどうだろう。ここは潔く日程を変更するべきか。

とりあえず、もう少し様子を見てみよう。最終的な選択は友達に任せるけれど。

土砂降りでもきっと私はあの子に会いに行く。ギリギリまで希望は捨てず。その日までに大きな傘マークが少しだけズレていることを願いつつ。

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