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それでも! やっぱりこの服で生きていく!!

いつまでも若いつもりでいたのに。周囲の誰からも(年のワリに)若い若いと言われ続けてきたというのに。久々に撮った写真で、自分の想像の100倍くらい顔が老けている、という現実を突きつけられてしまった。

だからと言って、趣味、言動、服装、生活スタイル等々全てのことを年相応のシニアモードにシフトする気は全くない。

もちろん体だけはあちこち加齢を原因とする不調だらけで、完全にシニアモードに切り替わっている。その現実はさすがに潔く受け入れるつもりではいる。それでも、それ以外は、いくつになっても今まで通りミーハー全開で軽々しく生きていきたいと思っている。

類は友を呼ぶので、私だけでなく、仲の良いも友達もだいたいそんな感じだ。LINEの話題もゲームだったりアニメだったり。興味関心も生活スタイルも服装も若い頃とそんなに変わってはいない。

例えば、いくつになっても演歌のよさはいまいち理解できないし興味ももてない。だけど、YOASOBIのLIVEにはチャンスがあれば行ってみたいと思ってしまうし、好きな曲はピアノで挑戦することだってある。
 
服もそうだ。私の好きな服は、基本シンプルである。無地かボーダーかチェック柄か。持っている服はそのどれかに分類されるし、色も基本、白、黒、紺、茶といったところだ。

服に限らずかわいいものは大好きだが。服だけでなく小物やインテリアもシンプルイズベストが基本で、リボンやフリル、花柄といった装飾には無縁なので、少女趣味とはちょっと違う。 

最近は、いわゆるファストブランドやそれより少しだけ高いくらいのレベルの店で、同じデザインの服を色違いや、あるいは全く同じものをバーゲンを待って複数枚買うことが多い。  

最終的には、いわゆる制服化して常に同じようなスタイルで過ごすというのが理想だ。今はまだそこまでのワリキリはなくて、衝動的にいいな、と思った服を買ってしまう。ただ時間をかけて徐々にそれ(制服化)に近い形に持っていければ、と思っている。

今現在のスタイルもシンプルとはいえ、実年齢よりも若者向けの服を選んでいるという自覚はもちろんある。それでも、5年後も10年後も、たぶん私は今と同じテイストの服を着ているだろうと確信している。

違うタイプの服を着ている自分の姿は全く想像できない。私の後ろ姿を見ていた人が前に回って顔を見た瞬間に、想像外の高齢者で驚愕したとしても。

幸い働いていた頃よりも体重はむしろ減っているので、昔の服も着続けることができている。というか、体重が増えて持っている服が着れなくなることが怖いので、この体重とスタイルはこれからもがんばってキープしたいと思っている。首元のシワやタプンタプンの二の腕にはこのさい目を瞑るとして。

常軌を逸した若作りと陰口を叩かれようとイタいオバサンの典型とネットでバカにされようと、私はこのままで生きていく。メンタルが激弱の私ではあるが、ここはゆずれないし、ゆずる気もない。

中途半端なシニア時代を乗り越えて完全なるおばあちゃんと呼ばれる頃には、このスタイルもかえって脚光を浴びるかもしれない。私の周りの友達も、たぶん死ぬまで今のようなファッションで過ごしていくに違いない。

私たちの世代は、着ている服に限らず、色々な意味で「シニアという名の大人」になりきることができないまま、年老いていく気がする。

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