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発達障害児童の小学校での選択

まず、「今」を見るのか、それとも長い目で「先」を見るのか、で選択肢も変わってきますし、知的障害の有無でも異なってきます。
今回は知的障害を伴わない発達障害児童を基準に話を進めていきたいと思います。

また、自治体によっても制度が異なりますので、これから話す内容が当てはまらない自治体にお住まいの方もいらっしゃると思います。

「とにかく手がかかって、マンツーじゃないと厳しい」というレベル。

そうですね、普通級でも過ごすことはできます。
もう落ち着いて座ってもいられない!とか、目を全然離せない!など学校側の判断で加配や通級等への勧めがあります。

知的障害(IQ70以下)がない場合、特別支援学校という選択肢は外れます。

支援級だと情緒級という選択肢になります。
情緒級は知的な遅れを伴わず、自閉症・情緒障害等がある児童が対象となります。

1クラス上限が8人で平均は3人。
少人数制で手厚くサポートされる「今」ですが、進学や就職に制限が掛かってしまう「先」が待っています。
勿論、途中で普通級に移ることも可能ですが、平均3人のクラスからいきなり20人以上のクラスに飛び込むって、かなりの負荷がかかる気がします。

自治体によっては、授業によって支援級という選択が可能な所もあります。
支援級だと家の近くにあるとは限りません。
親の送迎必須です。

特別支援教室(通級)という選択肢がある場合、私は通級を進めます。
入るタイミングとしては、やはり入学時ですね。
途中からも入室できますが、なかなか狭き門となってきます。

なので、入学前から発達支援センターなどを利用して、そこから通級を希望するのが1番入室できる確率が上がります。

ただ、親だけが不安に思って選択するのだけは止めましょう。
通うのはお子さんです。

通級とはどう言った事をするのか
通う頻度はどうなのか
自分の苦手分野を克服したいと思っているか

ちゃんと説明しましょう。
もう十分理解する能力は備わっています。

実は、境界知能とIQが71以上85未満の児童が割合は7人に1人とも言われています。

この場合、「特別支援教育」というものがある自治体があります。
特定の苦手教科のみ(基本的には国語と算数)マンツーマン又は少人数で授業を行うものです。

特別支援教育の場合、授業が始まってからの身につき加減なので、入学と同時に受ける子は基本的にはいません。

入退室を繰り返す児童もいます。

通級の場合は卒級したら再入室はかなり困難なことが大半です(入室待ちの待機児童は多いので…)。

週に数時間(週1~8単位時間)ですが、別のクラスへ移動することに自分自身がストレスなこともあります(周りを気にしたり、周りから何か言われたり)。

自分の住む自治体では、どの学校でも通級があるのでそれが普通だと思っていたのですが、他校に行かなければならない場合、支援級同様に親が送迎しなければなりません。

こうなると、結構めんどくさいな、と思う部分はあるかもしれません、子供自身も。

我が家の場合は
「月曜日の1-2時間目は通級に行く」
と言うのを自分から発信していたので、周りも娘はその時間はいないのが当たり前、と認識してくれていて、特に問題はありませんでした。

「何してるの?」と聞かれたときには「苦手なところがあるから、個別に勉強してる」と答えるよう教えました。

通級だけでなく、支援教育で抜ける子もいるので、中抜けすることは特に珍しいことでは無い、という自治体の小学校だったのは良かったな、と思います。

勿論普通級で試してみて、やっぱり厳しい!と感じて、通級等を選択する方法もありますが、自信を失ってから行動するよりも、自信を付けていくというために、入学時からの通級入室の選択をしました。

制度が変わって、目標に対して1年(最長2年)しか居られなくなってしまった為、不安定な状態で親子の意思に反して卒級になってしまい
、若干苦労した時期もありましたが(不登校になりかけ、且つ円形脱毛症にもなった)、現在は問題なく普通級で過ごせています。

不登校になりかけて円形脱毛症になった時は、「戻してくれ!」と懇願したけれど、願い叶わず(入室待機児童が多すぎて…)。

でも、授業としては取り組むことはできませんでしたが、中休み・昼休み・放課後を利用して、元通級担任と話し合ってカリキュラムを組んで進めてもらえたことは本当に感謝しています。
そのお陰で、不登校になることなく、笑顔で学校に通っています(不登校になりかけたのは普通級の担任のせい。以前の記事にこのことは触れています)。

どうしたらいいか。
まずは子供とよく話し合うことです。

相談出来る場所が分からなければ、役所へ行ってください。
どこが相談窓口か教えてくれます。

色々書籍読むのも悪くは無いですけど(実際私も読みましたが)、実際のところ、その書籍に書かれていることに我が子が当てはまらないことだって多いです。

アンガーマネジメントの6秒ルールなんて、衝動性が強い人には全く効果ない!ってこともあります。
私なんてまったく鎮まりませんし、蓋したことによって余計爆発しますからw
もうね、さっさとその場を離れて「ギャーっ!」って叫ぶ方がよっぽど手っ取り早いです(笑)。
クレヨンしんちゃんのねねちゃんがぬいぐるみをフルボッコするのと同じですw

どうするのがいいのか、子供だけでは判断できない部分も確かに多いですが、だからこそ親が補助をすればいいわけで。

あくまで補助で、先導に立つ必要はないと思っています。
とはいえ、ありとあらゆる可能性や方法などは勿論調べるし用意はします。

あくまで決めるのは子供。
だって子供の人生ですからね、先は長いです。
困難がある「今」にとらわれてしまうよりも、多少困難が残ったとしても可能性のある「先」を見越した選択をしてもいいんじゃないかな、と。

とりあえず、まだ先の話ですけど、現状だと受験のときは別室受験をさせてあげたいと思っています。

自宅学習ドリルで間違うことは殆どないのですが、学校のテストは結構ボロボロですw
同じ問題を私が書き直して家でやらせると、やはり間違えません。
多集中あるあるですね。

入学までまだ時間があっても、問い合せてから見学に行くことは全然可能です!(子供同伴可能かは自治体にもよると思います)

オロオロどうしよう…と悩んでいるよりも、どんどん問い合わせて行動しちゃった方が気が楽ですよ。

だって知らないこと、いくら悩んでも解決しないです。
百聞は一見にしかず、実際見るのが1番です。

入学後は授業参観の日じゃなくても、授業参観できます。
スクールカウンセラーと面談することだって可能です。
あ、自治体や学校によって違うかもしれません(うちの自治体は可能です)。

聞ける所にはどんどん聞く!
それから話し合う。
そして選択して行けば良いと思います。

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alias1206
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