国宝《松林図屏風》春の東博から、秋には七尾らしい
お正月恒例の東京国立博物館の《松林図屏風》展示。
令和7年(2025年)の新春展示は1月2日から13日(月・祝)まで。
そして令和7年秋頃に石川県七尾美術館で公開予定とのこと!
開館30周年記念特別展にお目見え計画があるようです。
以前、七尾美術館ではレプリカ展示を見たきりなので、七尾で本物の作品はどのような展示になるのか気になります。
七尾美術館のホームページはこちら
みんな大好き、国宝《松林図屏風》は長谷川等伯筆6曲1双、安土桃山時代の名品。
霧というかモヤというか湿気が画面から押し寄せて来て同時に画面の奥行き感がグンと増すように感じられます。
その高い湿度感で息が詰まりそうにさえなります。
紙継ぎのズレや後印でどうやら下絵だったらしいよ、とご婦人に説明しているおじ様が(今年も)居ましたが、どうせならしっかりと「…だとしても最高に素晴らしい傑作でまさに国宝」とまで最後まで説明し切って欲しいなと思ってしまいます。
じゃあオマエはわかっているのかと問われればごめんなさいですが…。
さておき、今年はシアターでVR上映がされています。
こちらは令和7年(2025)4月20日(日)までです。
また高精細複製品も置かれています。
高精細複製品との映像インスタレーション企画がこれまでにも何度か行われていました。
描かれた松林の間を鳥が飛ぶ様子や、雪がしんしんと降る景色などです。
雪景色は能登の風景を想像しました。
描かれている松林は、実は天橋立などの名勝であるとか、等伯の故郷である能登の風景といういくつかの説があるそうです。
私は根拠は無いけれど能登の松林説推しです。