大学時代の伝説的先輩のAさん
大学時代に先日再会した友人をバイト先に紹介して、卒業まで共に働いた。
そのバイト先で知り合った、年齢は1つ歳上だった大学の違う3人組の先輩が居た。
彼等は一浪orダブりの関係で学年は同じだったが、職場では先輩扱いしていた。
その中の一人。特にAさんの話題でこの間の飲み会は盛り上がった。
歳は1つしか変わらないのだが、当時既に”男”として仕上がっていたような人だった。
要は男気がある人で、俺らも慕っていた。
が、呑むと滅茶苦茶w
その滅茶苦茶度が半端ない。
数々の伝説を思い出してこの間は腹が捩れる位爆笑してた。
俺だけが知っているepisodeをこの間話すと、友人は「そんなことがあったんや😅」と驚いていたけど、同時に「あの人ならやりかねんなw」と笑ってた。
そのepisodeと言うのは学生の身分でありながら、当時はバブル真っただ中。飲みに行くとAさんは決まってHennessyのブランデーしか飲まなかった。勿論、1軒目は別だがスナックなどに行くと必ず、決まってHennessyのVSOPしか飲まなかった。と言うかそのボトルしか下ろさなかった。
いつの間にか、それが浸透してしまって、何処に行っても2軒目はHennessyのVSOPだった。
勿論、大人数で行っても必ずその銘柄指定で、ある時「○○(俺)、今俺に付き合え!」と言われ、言われるがままに付いて行くと、神戸最大の繁華街の1軒のスナックに入り、「今日はツケを支払いに来たから、直ぐに出るぞ!」と言われたので「はい!」と舎弟張りに返事してついて行った。
と言うか、幾らバブルの全盛期とは言え学生の身分でツケが罷り通ることに俺は驚いていたが、さらに驚くにはその後だった。
お店のママに数万円のツケを支払った後、間髪入れずに「ママ!いつもの下ろして!」と言って、いつも通りのHennessyのVSOPを注文すると…
「○○(俺)、このボトル30分で空けて次行くぞ!」
『30分って😳、しかも今日は二人やん😨!この人、頭おかしい...』
と思っていたが、いつもよりハイペースで飲まされて、きっちり30分でフルボトルを1本二人で空けた。
『いやいや、今日はツケを払いに来たんじゃ?』
何て、口が裂けても舎弟の身分では言えず、店を出ると…
「○○、次行くぞ!」
と言って、次の店でも30分滞在したかと思うと…
「○○、次行くぞ!」
の繰り返し。
そんな調子でその夜は5,6軒はしごして、最後はAさんの実家で寝てた。
そのepisodeを彼に話すと、「確かに、やり兼ねんなw!」と笑っていたが、
彼も「だって、Aさんは○○電車の車内でタバコに火を点けようとしたやん?覚えてないか?」
と言われて、思い出した。
確か、そのAさんを含む3人組の先輩の一人が住んでいたアパートに向かう際に電車に乗ったら電車の車内でタバコに火を点けようとして全員で阻止した。
そして、彼が...
「その時に言ったAさんの言葉覚えてるか?」
「えっ?なんて言ってたっけ?」
「あの人は「えっ!?何が悪いねん?」」って真顔で言ってたからな🤣
「確かにそういう、子供みたいなところあったからなぁ〜」
俺が間髪入れずに
「お前でも知ってるか?今やAさんの店”某有名アーティストのおっちゃんって呼ばれてて、今やあの店ファンの間で”聖地”と呼ばれてるねんで!」
と言うと、友人は
「マジで!😳知らんかった。そんなことになんでなるん!?」
と言うので、
「どうやら、某有名アーティストが幼い頃から通ってたらしい」
「マジかぁ〜」
と言うので、Googleに出ているAさんの店の口コミを見せると…
そのコメントを幾つか読んで、「『マスターがとっても親切で優しい人でした』って口コミがあるけど、この口コミ全て客脅して書かせてるんか?🤣」
とまで言うw
そんな、伝説的先輩のAさんのepisodeだけで、大分飲めたw
でも、よくよく考えるとあの人の当時の飲み方って、伝説のたかじんと同じ飲み方やと十数年後に気付く。
やしきたかじんも30分程度で新地のクラブを渡り歩いてたそうだ。
その理由は彼がまだ売れる前にお世話になっていた、ハンバーガーショップのオーナーがそうすることで世の中にお金回るんやと教え込んで、夜な夜な連れ歩かされたのに由来すると聞いたことがある。
果たして、当時のAさんはそこまで考えて行動していたかは謎🙄