「お父さんうれしい?」
5年生の娘。夏期講習が始まった。
3日目である。この日は予定があるために帰宅後も早めに勉強にかかろう
会食の予定に向け、そう共通認識を作ることができた。
帰宅して食後、五輪の様子などをひとしきり確認した後、
「…にひひひひ、あはは、あはははは」と堪えきれない笑いを繰り返す娘
右手には、塾での社会のテストを持っている。
なんだかよくわからない。猛暑に気が狂ったか、暑いもんね
私「あははは、あははは」
なんかわからないから、合わせてしばらく笑った。
テストの結果がとてもよかったようだ。そんなシーンはあまりないので、
言葉を発していく語尾に「あはははは」と笑いを誘ってみた私。
腹を抱えて笑っている。
「お父さんうれしい?」
お、チャレンジングな質問ですね。
言語化の重要性を念頭に「ん…あぁ、うれしい」と返す私。
今思うと、娘が嬉しそうなのが「すごくうれしいなぁ」という表現がベターだったなぁ。とその後に思う。
感情の確認と整理には、事象と時差があると感じている私。
「お母さんに伝えると、すごい褒めてくれるんだけど、それはそれでなんか恥ずかしいんだよね」と娘。その日、妻に正式に伝えたのは寝る前だった。
子どもが大人の表情を見過ぎないよう一方的に褒めすぎない方が良い。
そんな論もよく聞こえるようになってきた。
私は、健全にバランスよく事実を確認し、思っていることから(子どもにとって)余計なことを差し引いて伝えればそれで良いのだと思っている。
褒めることだけではなくコミュニケーションの素地として。