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占星術はバラエティーに富んだ人生を表している

こんばんは、アレクサンドリアです。

西洋占星術のチャートにおいて、各ハウスを区切るカスプが、ハウスシステム次第でサインが変わる場合があることに、スッキリしない方もいらっしゃると思います。

あるいは、ハウスシステム次第で、天体が隣り合うハウスのどちらにも入る可能性があり、どちらなのか迷う場合もあるかと思います。

たとえばプラシーダス一択でチャートを読んでいる場合は、他と比べることはないので、迷うこともなく、スッキリと読めるでしょう。

私は、色々な先生の考え方とその根拠に納得し、その中でメインで使っているハウスシステムがありますが、他のシステムで作成すると、わりと天体のあるハウスやカスプサインが変わってしまいます。


そのような場合、両方のハウスで読んだりしますが、ハウスカスプのサインの支配星を追う読み方をすると、全然違うハウスに飛んでいったりします。たとえば、8ハウスのカスプサインが水瓶座だと、支配星は天王星と土星になりますが、その次の魚座だと、支配星は海王星と木星になり、全く異なることになります。

また、それら各天体がいるハウスもおおむね異なり、天体が活動する分野、領域も異なってきて、最終的には自分でしっくりくる方を選ぶしかないように思います。

たとえば、さっきの例では、8ハウスのパートナーや特定の深い関係性の相手から受け継ぐものは、天王星の予期せぬ変化や革新的なもの、土星の制限、収縮、責任、長期的には現実化するといった意味合いなのか

あるいは、海王星の夢や理想、霧のようにぼんやりした捉えどころのないもの、木星の拡大、発展、幸運的な意味合いなのかそれぞれの天体が入っているハウスの領域も含めて考えてみることになります。

こうしたことは考えてみたら当然のことかと思います。
8ハウスが表すパートナーはたった一人のことではなく、これまで何十年間生きてきた中で、自分と8ハウス的関わりをもった人や小集団は他にもいるからです。

ですので、あの人は天王星的だったとか、この人は土星的だったとか、あの集団は木星的だったとか、いろいろ感じるのも自然なことかと思います。

これが、占星術の奥深さ、面白さですね。
たった一つの答えだけで、この長い一生を読み解くなど、自分一人でずっと変化のない暮らしをしているならともかく、難しいんじゃないかと。

また、チャートはその人の内的、心理的世界を表しているとも言えるので、成長すれば変わっていくでしょう。

とは言え、その人にパターン化された流れや傾向もあるでしょう。
ただ、たとえば同じ失敗を繰り返さず進化していく人は、次は一段上の、より賢明な選択や行動をとっていけるでしょう。

このように、たくさんの要素が詰まっているのがチャートであり、いろんな読み方ができるのも、その持ち主のバラエティーに富んだ人生を表しているように思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


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