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【Bookalyst】男女問わずビジネスで成功したい人に贈る一冊:「男は女で修業する。」 ~中谷 彰宏さん~
これはビジネス書です
2025年最初の記事は、いろいろ悩んだ挙句、Bookalystでこの本を紹介することにしました。
その理由は、また後日、気が向いたら雑談したいと思います。
さて、今回紹介するのは以下です。
中谷 彰宏さんはビジネス書、人生論の書籍を多数発刊されているイメージですが、恋愛論についてもいくつか書かれています。
そして、今回紹介する本は、題名からすると「恋愛論かな?」と思われそうですが、私の解釈では「ビジネス書」です。
副題に「ビジネス運を上げる60の法則」とあるので、きっと中谷さんもそう考えているに違いないと思っていたら、本人がこの本について語っている動画がありました。
この動画は最初に、「女性の気持ちがわからない」という相談者に答える形式になっているので、この説明を聞くと、「恋愛論じゃない?」と思うかもしれませんが、最後まで見れば「ビジネスの基本は相手の気持ちがわかることである」ということを言ってるとも取れますよね。
この書籍の初版は2002年で、文庫本が2009年に出ています。
日本では「男女雇用機会均等法」が義務になった1999年からまだ3年しか経っていないので、世の中の企業は圧倒的に男性が多数でした。
なので、ビジネス書というものは基本的に男性向けに作られていて、女性がサラリーマンで成功するにはどうしたらよいかという書籍は、圧倒的に少なかった印象です。
しかし、この本は、男女問わず学ぶべきところがあり、しかも一つ一つが実践しやすいという点で、私はこれを「ある考えにとらわれている人」に勧めたいと思い、この記事を書くことにしました。
ビジネスの成功に男女差はあるのか?
私が普段、ビジネスを継続するために会話する人は、男性が圧倒的に多いです。
それは現状、私がしているビジネスで、キーになっているポジションのほとんどが男性であること言うこと以外に理由はありません。
これは男性が優秀だからというわけではなくて、今の企業が成長するための「キーとなる考え」は、男性がたまたま得意な思考法だからで、分野によっては女性が優位な職業というのはたくさんあるかと思います。
そもそも、先ほど少し触れた「男女雇用機会均等法」ですが、これは文字道理「雇用機会が均等」なだけで、それ以外の部分で男女差を無くしたものではありません。
「評価面」でも男女差はあってはなりませんが、例えばプロスポーツにおいては「男女を一緒にして評価する」ことはしていませんよね?
男性より運動能力の高い女性もいれば、その逆もあるはずですが、前提として「体の作りが違う」ことは社会的な通念としてあって、そこを「不公平だ」という話には今のところなっていません。
サラリーマンの仕事というのは多くの場合、男女の体格差が問題にはならないので、この比較自体がナンセンスだと思う方もいるかもしれませんが、この話には続きがあります。
「プロスポーツ」として、将棋やチェスはどうでしょうか?
2025年現在、これらはまだ男女に分かれています。
その理由はなんでしょうか?
ググるといろいろ出てきますが、そこに正解があるわけではありません。
ポイントは、「今の社会がそうなっている」ということです。
初めに、私がこの本を勧める対象は、次の人たちですと書きました。
ある考えにとらわれている人
この「ある考え」とは、
なんらかの男女の差(壁と言ってもよい)
です。
この本が読者に与える知見
この本の題名は
男は女で修行する。
です。(最後に「。」をつけたのは何かのこだわりかな?)
しかし、これは女性が読んでも「仕事」で役に立つ、つまり修行になることが書いてあります。
内容は、1項目が2~3ページで終わるもので、例えばこんな項目です。
・男は女で修行する
・男は、成功の大きさで男を判断する
女は、失敗の大きさで男を判断する
・男は、勝ち負けにこだわる
女は、ドラマにこだわる
・男は、恋を頭をする
女は、恋を体でする
今のサラリーマンはこの「男女の差」にとらわれているん人が多い感じです。特に、現状は女性の方が不利と思いこまされているため、私が「この人仕事できるな」と感じた女性ほど「とらわれている」傾向にあります。
しかも、その人自身はそれに気がついていないことが多いみたいです。なぜなら、男女差は仕事においてなくなった、という幻想を持っているからだと思います。
ここに書かれていることはあくまで一般論で、すべての人に、どんなときにも当てはまるものではないことは、頭ではわかっているはずです。
でも、やはり人は動物でもあるので、どうしても思考が本能的にある方向に偏るのもまた、仕方がないことです。
本は、そういった「偏り」を外から修正してくれるものだと私は考えます。
ここに書かれていることは「多様性の一部」であると捉えると、これはまさに「今のリーダーに必要な知見」とも解釈できるでしょう。
この「とらわれ」から脱出するには、「男女問わずに自分をもっと変えないといけない」と気づくことですが、これは非常に難しく、今後もその助けになる書籍をや動画を紹介出来たらと思っています。
2025年の今だから読んでみて欲しい本
2024年最後のnote記事は、「本を読む行為」を重く感じている方の助けになるようにとの願いを込めて、本の読み方について記事を書きました。
一言で言えば、本はあなたの知見、経験を強化するために存在するのであり、すべてを一気に通読する必要はないという記事です。
この本は、そういった点で、どこからでも読めるし、何より悩める人の助けになるかと思います。
多くの人たちは、性別というものが「社会の合意形成で作られている」ということに気づいていないようです。
誰かが、何かのために作った仕組みを、それが自然なことと思いこんで、あまりよく考えずに自分の都合のいいように解釈、利用、そして思い込んでいる人がいて、そしてその人たちは、結局、悩みを抱えます。
この本は、古い時代の観念に見えますが、結局は「自分の捉え方次第」ということが、文中から感じられます。
私の世界観はこちらを今一度見てもらえると助かります。
こういう人が紹介している本なんだ、という前提もその本の感想を大きく変えると思います。
また、記事中にある動画も時間のある時に見てもらえると、自分というものの理解の助けになると思います。
この本が、誰かの気づきになればと思います。
ちなみに、私がこの本の中で好きな項目はNo.53です。
次の朝、仕事が朝早い時にこそ、
デートできる男がモテる。
仕事ができるというのは、そういうことなんだと思いました😆
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最後まで読んでくださりありがとうございました。