「本当に変革ポテンシャルのある」会社で働いた方がいいですよね?就職、転職、在職者の方へ
アレックスです
前回は、就職、転職の企業選びで大事なことは、
「自分なりの社会観を持つこと」
そして、
「今は、産業革命以来の大きな変革期にあり、企業自体、生活自体も大きく変容しつつある」
ことを認識した上で、
その変革に、少しでも取り組むポテンシャルのある企業を選ぶのが、大事という話をしました。
実は、それだけじゃないです。
変革の本質って。
企業、生活・・・いずれも「環境的、物理的なもの」ですね。
変革は「精神性・生き方」にも及んでいます。
・・・と書くと、「やばい。このブログ、実はスピリチュアル系じゃない?」って怪しく感じる人もいるかもしれませんが、ご安心を。
そういうんじゃないんです。
京都大学の広井良典さんが書いてある本などを読むと、
「どうやら、変革という意味では、”1000年”とかすごい単位の変革期にあるんだ」ということを感じます。
簡単にいうと、
「自分が生きている意味、価値」
こうしたものに注目した生き方が今後一層重要になるということです。
ちょっと例をあげます。
例なので、極端なところはご容赦ください。
「幸せって?」
というと、
・お金がたくさん
・素敵な人とめぐり合う
・成功する
・趣味の旅行とかグルメを楽しむ
いろいろあります。
もちろん、これ正解とか不正解の話じゃないです。
一方、
「必ずしも、みんな成功するわけでも、思い描いた通りの人生を歩めるわけではない。」
これも現実ですよね?
そうなったときに、実は「成功とか失敗とか、”持っている”とか”持ってない”とか、そういうことではなく、”あなた自身”はどうですか?」と問われたときに、何と答えるか?
これがますます問われてくる時代になってきたということです。
そのため書店には、「生き方」に関する本が随分と増えてきました。
成功とか失敗って、どちらも永遠に続くものじゃない。
そういうことじゃなくて、「本当にあなたらしい、あなたしかない幸せって、なんですか?」が問われてくるわけです。
これはまだまだ一部の人類にはなりますが、社会が「物にあふれてきた」ことを意味します。そして競争はますます激しくなり、勝ち負けで優劣がつくようになったときに、「あれ?私って、そのために生きてきたんだっけ?」と人類が立ち止まっている状態です。
昔はこの疑問を「宗教」が提示してきました。
でも、確かに良さはありますけど、なんか宗教に入るとかってちょっと違うかも、、、
かといってスピリチュアルまでいくと、、、、
って感じですよね?
「宗教」も「スピリチュアル」も、否定するとかそういうわけじゃない。
人類の叡智といっても、この宇宙の数パーセントしか判明していないという話もある。
ともあれ、”そういうこと”ではない気がする、、、と思う方って多いと思います。
そして、昔は「宗教」が提示してきましたが、今は、、、実は「模索中」ですね。
「地球環境」という立場から、「地球人」として意識は生まれつつありますが、端的にいって、私たち人類は「あなたにとっての、本当の幸せってなんですか?」について、まだまだ試行錯誤にあります。
これが「精神性における変革」です。
この話、、、、これ以上になる哲学的になっちゃうのでやめますね。
大事なことは「生活とか、企業、資本主義とか、”当たり前”と思っていること自体が見直されているだけではなくて、うまく表現できないけど”精神的”なことも変革しようとしている時期なんだ」と認識することです。
すごい話ですよね?
でも、例えば200年前の江戸時代の人は、200年後の今は到底想像できなかったわけです。でも、200年後、今が実現しています。
100年単位の変革って、本当に想像できないくらいの波がきているわけです。
とはいえ、、、話がだんだん途方もなくなってきたので、さらに”今”に戻りましょう。
企業選び。
もちろん、そんな壮大なスケールの変革を実行している企業って、世界でひとつでもあるのだか、ないんだか。
でも、少なくとも、
「何か大きな時代の変化を感じて、暗中模索でもそれを取り組んでいる会社。あるいはポテンシャルのある会社で、働いた方がいいと思いませんか?」
それはなんとなくわかるけど、どうやって見分けるの?
という声が聞こえてきそうです。
前回同様、キーワードを決めて、検索してみましょう。
個人的にはGoogle Newsとか使っています。
キーワードは、
「働き方」です。
ちょっと検索して、タイトルだけでも、ズラーっと眺めてください。
いろんなヒントがありますね。
テレワーク、ダイバーシティ、ジェンダー、サステナブル、、、、いろいろ気になったキーワードを拾ってみましょう。
そうなんです。
「精神的な変革」っていうと、思わず哲学領域に突入しそうになりますが(もちろん突入してもよいですね)、この変革が、少しだけ顔を覗かせているのが「働き方」だと思います。
だって、冷静に考えてみてください。
企業は最高収益。
株主は儲かる。
でも、「あれ?私の給料って・・・」
成果主義って、間違えると、
「総枠人件費のコントロール」に使われやすいんです。
だって、定期昇給も考えなくていいですし、なんだかんだ評価をつけて、プラスマイナスをつけるわけなので、「総枠」はコントロール可能です。
で、、、今、恐ろしいほどたまっているのが「内部留保」ですね。
「なんかあったときに使おう」と企業が貯蓄しているお金。
これがどんどん積みあがっています。
このとき前述の「問い」を出してみましょう。
「あなたにとっての本当の幸せは?」
企業が成長すること自体ではないですね。
成長した結果、自分に見返りがなくてはいけない。
そう企業は「本質的には”手段”に過ぎないんです」
過去に「人件費を”コスト”と思う経営者は失格だ」と表現した人がいます。
確かに、ステークホルダーだ、株主重視だというのは重要です。
でも、あくまで「経営スキル」です。
会社ってなに?と答えたときに、
やっぱり、大事なことは「社員が幸せになること」
もっといえば、人間主体に考えれば「会社は、人が幸せになる、あるいはそれを表現する手段に過ぎない」
これが本質です。
ところが今は、実態的には「会社が幸せになっている」状態。
経営者も、株主に戦々恐々。
本末転倒になっちゃっているんです。
すべては「人間が幸せに」、もっといえば「人も地球も幸せに」なるためにあるべきものが、目的と手段が逆になっちゃってる。
そうした中で、少しずつ動きとしてでてきたのが「働き方」ですね。
職場に、犬がいたり。
音楽が流れていたり。
出社なんてしなくたって、メタバースオフィスで、どこで働いてたっていい。
「仕事=出社」じゃないですね。
大事なことは、
「その人にとって、最適なワークライフバランスで働くこと」
これが、優れたビジネスアイディアを生む原動力です。
新築マンションだって、非対面で買える時代です。
VR、アバター、、、いくらでもあります。
産業革命以来、会社員たちは「型」にはめられた働き方を強要されました。すなわち「機械」と同等の「効率性」を発揮するため、同じ時間、同じ場所、同じやり方で、集中していったわけです。
でも、もうこれだけ社会が成熟して、競争も激化している中、優れた強豪優位性、ビジネスアイディアを生むためには、「型」はめてる場合じゃないですね。
極論すれば、働き方はなんだっていいんです。
その人にとって最適であれば。
なぜなら、その方が力を発揮できるから。
そして、、、もっといえば、「企業で働くということは、本質的には、人々個人の幸せを実現する手段だから」
すごい時代に突入してますね。
そして「働き方」というキーワード。
もちろんこれが最良・絶対とかではまったくないです。
あなたご自身で、ちょっと200年後の未来人になったつもりで、今をみてみましょう。
その時に思い浮かんだキーワード。
これが、実は「企業を選ぶ」大事なヒントになると思います。
いかがでしょうか?
最初のブログで「社会観を持つ」とか、なんか難しいこと言うなーと思っていたかもしれませんが、それが苦手な方は、「ドラえもんになってみる」くらいの気分で、自由に発想してみてください。
きっと、あなたならではのキーワードがみつかる、と思います。
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