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【必見】まさに芸術、ウズベキスタン駅探訪 

ウズベキスタンを訪れた目的の一つ、地下鉄駅構内建築巡り。一つとして同じものが無く、素晴らしいと知り、時間が許す限り一駅ずつ降車し堪能しました。
壮大、そしてため息がでる美しい駅を堪能あれ。


前回のお話はこちら


地下鉄に乗ろう

ウズベキスタン唯一の地下鉄がある首都・タシュケント。その地下鉄駅構内がとにかく素晴らしいと読み物で知り、建築好きが疼きだす。
とにかく見られるだけ見たい...とりあえずウズベク語が全くわからないので、あらかじめ図書館で借りた「地球の歩き方 ウズベキスタン」の路線図のスクショ(荷物になるし、紛失するといけないので持参はしなかった)と公式サイトから路線図を用意した。
ここで気を付けたいのが、路線図にある矢印サークルの駅は乗り換え可能駅だが、全く違う駅名になっていること。ややこしい。ただ乗り換え自体はサインがあるので迷うことはない。

参照:公式サイト
赤矢印が乗り換え可能駅
参照:「地球の歩き方」
一度では覚えられない駅名


地下鉄への入り口は「M」のサインがあるのでそれを目指そう。
どこまでも深そうな立派な構え。ここであっているの?と不安になるほど真っ暗である。

メトロの案内表示
暗い…
本当にここなの?ってなる

切符を購入

入口を降りていくと、「Kassa(カッサ)」と表示されている窓口があり、そこで乗車券を購入する。

KASSA
ここで乗車券を購入する

ウズベキスタンの地下鉄は一回1400スム(2023/10時点  当時のレートで約17円)。はい、どこまで乗ってもです。残念ながら挨拶に反応してくれないおねえさんから窓口で切符を買うのだが、実際はレシートみたいなものにQRコードが印刷されており、それを改札口のところでピッと読ませる。

もし何度も地下鉄を利用したり、バスにも乗車するなら、プリペイド交通カードYAGONA Transport
Kartasiもある(カード代10,000スム+入金分5,000スム)。現金より少しお得で、入金分を使い切ったら駅構内の機械で追加して継続利用する。改札ではクレジットカードタッチ決済も出来るらしい。
日本と大きく違うのはどこで降りようが金額は変わらない上に降車の時は改札口がなく、普通にドアから出る。そのため乗車時の改札口を通過するとゴミ箱があり、みんな切符を捨てていた。ちなみに私は嬉しくて記念に取っておく。

おっと、改札を通る前に荷物検査がある。何も危険な物は持っていないのにちょっとドキドキする。駅員さんは切符売り場の女性とは違って、笑顔で優しかった。
無事通過。時間帯なのかこの駅の元々の利用人数のせいなのか、あまり人がいない。
プラットホームへ続く階段に向かうと正面に宇宙をモチーフにしたものがある。そして奥の方も何やら青っぽい。どんな駅なのか期待が膨らむ!

ホームへ続く階段を降りると…


ウズベキスタン線
Kosmonavtlar(コスモナウトラル)駅

今回、ウズベキスタンで初めて利用した地下鉄の駅がここKosmonavtlar(コスモナウトラル)駅。この駅は「ウズベキスタンの夜空と宇宙」がテーマで「宇宙飛行士」という意味の駅である。
先ほどまでの薄暗い雰囲気から一変、個性的な天井照明、輝く深緑の柱、壁面には碧の世界が広がる。
派手な広告や無駄なものは一切ない。

まさに「宇宙」
Kosmonavtlar(コスモナウトラル)駅


手前の柱も細かい技術で美しい


ロケットの窓から
地球とガガーリンたちを
眺めている気分になる


美しい…思わず声が漏れるとはこういうことなのね。この感動はこの後何度も何度も訪れた。
壁面の鉄紺から始まるグラデーションは宇宙の大気を表し、クリスタルガラスを使った柱は宇宙にほとばしるエネルギー、天井は天の川だそう。また人類初の有人宇宙飛行士ガガーリンや女性初の宇宙飛行士テレシコワなどが壁面を飾っている。
ここはまるで宇宙に放たれ、浮遊している気分になる、そんな神秘的な駅である。

一駅目からこの感動。名残り惜しいがこの後に続く駅も早く見たい。
コスモナウトラル駅を端から端まで堪能し、次発の電車を待つことにした。

次はウズベキスタン線ウズベキスタン駅へ

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