有休消化期間に車中泊で北海道旅行した話⑦
続きです。
北海道上陸の翌日、道の駅絵本の里けんぶちで目を覚ましたのは早朝4時半。
気温は7月末だというのに16℃ほどしかなく、タオルケット持参での車中泊は快適だった。
この日は宗谷岬経由で帯広のインディアンカレーを食べるところまでが目標だが、約600km程度の移動となるため目が覚めてすぐに移動を開始した。
まずは国道239号線経由で日本海側へ抜け、そこから北上して宗谷岬をめざした。
寄り道 トヨタ自動車 士別テストコース
北海道といえば、各国内自動車メーカーのテストコースがあることを思い出した。道の駅絵本の里けんぶちから20分ほどの場所にトヨタ自動車の士別テストコースがあるようなので寄り道することにした。
北海道らしいひたすら真っすぐな道を進むと、士別テストコースの案内看板を発見。
開所40年とのことで試験場の壁には幕が掲げられていた。
士別テストコースといえば、初代セルシオ(LS400)の開発のために作られた全長10kmの巨大なテストコースだと聞いたことがある。
セルシオの登場で欧州の高級車メーカーへ追いつき、90年代から本格的に始まったグローバル展開を支え、今のトヨタの繁栄に至る布石となったと言っても過言ではないだろう。
機密性の高い施設なので、周囲をウロウロするのも憚れるのでさっさと退散して足を進めた。
さらに寄り道 三毛別ヒグマ事件復元地
士別テストコースからしばらく車を進め、セイコーマートを発見。この時点で早朝6時であり残念ながら開店前だった。
開店まで待とうか考えたが、グーグルマップで周辺を検索すると三毛別ヒグマ事件復元地というスポットが出てきた。
熊に関してのネタは、北海道では熊被害が多発しているにも関わらず猟師の待遇が低く駆除が進まないという位の浅い予備知識しかない中、せっかくなので足をのばすことに。
道中、熊のかわいいキャラクターの看板を度々目にしたので、熊の獣害を受けながらも観光資源として熊を活用する地元民の商魂に感心した。
一本道を20分程度車を走らせると、薄暗い森の入口辺りにたどり着き、現地に到着した。
https://youtube.com/shorts/aG_lKNr-2bQ?si=DjEIavDQx2JfuC3A
↑現地の様子はショート動画にしてますので、気になる方は見てみてください。
車を止めて奥にある藁葺の小屋に足を進めると、訪問者が書き置きをしていくノートがあり、各々の感想を残していくというスタイルだった。
早朝だったため、他には誰もおらず静かな山の不気味さを感じているとブーンと羽の音がし始めた。
巨大な蜂が無数に飛び交い始めたのだ❗
動画を見ていると分かるが、「ハチ注意」としっかり注意看板がある。
ここでは熊よりもハチに襲われるリスクが高そうだ。
慌てて車に乗り込んで事なきを得たが、特に管理者も常駐してる様子もないので一人でここへ向かうのは危険だろうと思う。
そんな訳で滞在時間5分程度で来た道を引き返すのであった。
また20分ほど車を走らせると、さっきのセコマが営業を始めていたので朝食を取るために入店。
オリジナリティのあるベーコンおかかのおにぎりを食し、一路日本海を目指すのであった。
今日はここまで。
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