外国の夕焼けが好きで旅行してる話
趣味はと聞かれたら、旅行とこたえているが、この前弟に「お姉ちゃんはなんで旅行が好きなの」と質問されて、
「うーん、夕焼けが違う色だからかなぁ」
と自分でもびっくりロマンチック回答が出た。
私はずっと日本に住んでいるので、
このジメッとした高温多湿に慣れている。
だから、初めてヨーロッパに行った時、
夏なのにこんなにカラッとしてることあるんだ!
湿度が低いだけでこんなにも過ごしやすいんだ!
と街並みなんかより一番に驚いてしまった。
香港に行った時、まだ日本は肌寒い時期だったけれど、ちょっとだけ生暖かい風が吹いて、ああもうこの国は春なんだなって季節が違うことに感動したこともあった。
私にとって、旅行の良さのひとつは、
その土地が持つ気候を楽しむこと!
その中でも、国のある場所が違うと、
全然夕焼けの色のグラデーションが違う、
そんな気がすることに気づいた。
たぶん、湿度のせいかなぁと思うんだけど。
雲の有無とか空の高さとか。
正直ド文系の私にはどういうロジックで湿度が変わると夕焼けの色が変わるのかはよくわからない。
もしかしたら、旅先の高揚感が、いつもより空を綺麗に見せているのかもしれない。
もしかしたら、日常生活では夕焼けの時間に外にいることがないから、単純に見ることが少なくて、ただ夕焼けの色を知らないだけかもしれない。
もはや、それら込みで、海外旅行の夕焼けを見るのが好きまである。
せっかくなので、私のベスト夕焼けである、
トルコ🇹🇷の写真をいくつか紹介させてほしい!
みなさん、パムッカレをご存知だろうか??
トルコは絶景盛りだくさんの国ではあるけれど、その中でも特にオススメしたいのがこの「パムッカレ」という場所。
少し内陸にある場所で、決してアクセスがいい所ではないのだけど、時間があればぜひ訪れて欲しい!
まず、到着すると、
その現実離れした景色に圧倒される。
とにかく、地面が真っ白なので、
雪が積もったような見た目をしている。
私は夏に行ったので若干頭が混乱した。
引用にもあるように、温泉が湧いており、
そのおかげで乳白色の台地がある場所だ。
昼間にいくと、真っ青な空の色が反射して、温泉部分が綺麗な水色になる。
真っ白な大地との対比がとても鮮やかで、これもまた見て欲しいのだけれど、もし運が良ければぜひ夕焼けの時間帯に行って、そのマジックアワーを楽しんで欲しい。
私はこの場所に行った時、
あまりの美しさにうっとりしてしまって、
「ああきっとこの景色のことは一生忘れないだろうな」と思った。
そのあと、私を含め多く人が目的地にする、
カッパドキアでみた夕焼けの写真がこちらである。
これも本当に綺麗だった。
みんな(私ももちろんそうなんだけど)、
朝の写真をSNSにあげていると思う。
カッパドキアは、この独特な地形を堪能するために気球に乗り、上から楽しむことができる。
基本的に毎日、早朝に気球は飛んでいるが、風が強く吹いていたりすると飛ばない日もあるから要注意である。
私は運良く乗ることが出来たので、上空からの景色を見ることができた。
カラフルな気球と、日の出と、朝焼けと、家がなくてどこまでも続く不思議な地形が織り成す
現実離れした景色は、本当に綺麗なので人生で一度行く価値は大いにあると思う。
だから、カッパドキアに行く前にInstagramなどで調べる人も多いだろうけど、インターネットに限らずほとんどの写真がこの気球が写った朝の写真ではないかなと思う。
私はただ、同じくらい夕焼けも綺麗なんだよという話をしたい!
ヘッダーの写真の方が先に撮っていて、長時間バスに揺られてようやく到着した時間がちょうど日が暮れてきた頃だった。
ついにカッパドキアに着いた!という感動と、小高い丘から見下ろす景色と、夕焼けの相性がよくてびっくりした。
トルコは東欧と呼ばれる場所だけど、地中海沿いと内陸でも結構気候が違う。特にカッパドキアは少し高い場所にあるので若干気温が低い。
それもあって、毎日少しずつ違う夕焼けを見るのが本当に楽しかった。
夕焼けって、どんどん暗くなっていくから、朝と比べると少し寂しいし、ちょっとしっとりした気分になる。
もうこの場所でこの景色を見ることはきっと一生無いんだろうなと思って、写真を撮るのもそこそこに、大きく息を吸って、目に焼き付ける時間が本当に好き。
だーいぶロマンチックだけど、
というわけで旅行が好きな理由は夕焼けですという話でした。
おしまい。