高血圧!お薬の前にできること①
高血圧症と診断されたり、最近血圧が高めだなと思われた方。もちろんCMでやっているようにトクホのお茶もいいんですが、生活習慣の改善がまず第一です。
血圧が高くなったから血圧の薬をもらうっていうのは全く解決にはなっていません。もちろん、高血圧の患者さんには、医師の立場から高血圧の薬は処方します。しかし、それって単なる対症療法なんですよね。痛いから痛み止めを飲むみたいな。痛みの原因考えてないじゃないですか。これと一緒で、血圧が高いには理由があります。
高血圧の原因
・塩分の過剰摂取
・喫煙(ニコチンが血管を収縮させる作用があり血圧が上昇)
・肥満→睡眠時無呼吸(いびきをかいていてときどき息が止まっている)
→夜間高血圧(隠れ高血圧)
・内分泌疾患:原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫、甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症、副甲状腺機能亢進症 など
・腎臓に関する病気:腎実質性高血圧、腎血管性高血圧症
・遺伝性(約60%の人が高血圧になりやすいといわれています。)
ここでもっとも多い原因が、塩分の過剰摂取と喫煙です。
そして、高血圧症が生活習慣病といわれる理由はここにあります。つまり、生活習慣の改善で高血圧症は改善できるのです。
具体的には、
① 食事療法(塩分制限など)
② 運動療法
(③ 禁煙)
ぼくは、日ごろから、高血圧の方にはとくに、まずは、食事指導をしています。しかし、これがまた難しいんです。塩分制限(一般的に1日の塩分摂取量は男性は7.5g未満、女性は6.5g未満、高血圧症や心不全がある方には6g未満が推奨されています。)といわれても何が何グラムなんかさっぱりですよね。次回は、その辺のところを詳しく説明させていただき、運動療法についても次々回にお話しさせていただきます。
では、また。
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