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Claude3.5と一緒に、路線バスの収益性改善について考えてみた

はじめに
 路線バスは地域の重要な足です。都心にも田舎にも縦横にルートが張り巡らされていますし、道路を走っているのに時刻表から大きくズレることは滅多になく、そして安い!

 しかし、人口減少に高齢化、車での移動など、多くの地域で利用者数が減少し、バス事業者の経営は厳しさを増しています。路線の廃止が進み、特に地方部では交通弱者の移動手段確保が大きな課題となっています。

 ということで、今回は路線バスの収益改善について考えていきたいと思います。超田舎居住者、今はどこに行くにも車を運転しますが、後20年もすれば免許返納を考えなければいけないお年頃のワタシとしては、他人事ではありません。

路線バスの問題点
 まずは現状の問題点は何か、挙げていきたいと思います。

・運転手不足
かなり深刻な状況のようです。お給料がそこまで良くない事、カスハラにさらされやすい事など、就業先としての魅力に欠けるところが問題。元々不足がちだったところを長時間労働でなんとかしていたのですが、4月の労働時間規制導入でいよいよ回らなくなったと。そして、運転手さんの平均年齢は軽く50歳を超えてるんだとか!
・お客さん不足
 元々地方は車社会。バスに乗っている方は高齢者や通学に利用する学生さん、朝晩の通勤者です。コロナ禍以来客足は戻らないままの路線も多いらしいですし、昼間はガラガラということも多く、高齢者利用は減っていきますから先行きは不安です。
・資金不足
 元々、公共交通機関に対する日本の政策は黒字ありきなのだそうです。赤字になったら補助金。このやり方ですと、黒字化しようと事業者が努力するほど補助金がもらえなくなる、というテンション上がらない状態になってしまいます。
 結果サービスも良くならず、恒常的に赤字、と。

考えられる対策
・運転手不足対策
 やはり労働環境の改善です。お給料を上げるには収益改善!後は国の対策として、現状外国人労働者の適切な雇用、という方針が出されているようです。日本語以外での免許試験など。
・収益改善策 
 補助金制度を赤字前提ではなくして、黒字にすればその分収益として計上できるようにし、バス事業者の経営努力を促します。
 また、欧米にある「交通税」の導入も考えるべきかも知れません。これは、公共交通機関の運用のための税制で、公的医療保険のような位置付けだそうです。今は利用していなくても、免許を返納する将来には誰でも利用する、だからみんなで少しずつ負担する、と。負担感から反対の声は大きそうですが、、

データ、デジタルの活用
 と、ここまでは現状の延長線上です。
ここからは更にデータ、デジタルを使った改善策を考えましょう。

 ダイナミックプライシングを活用出来ないかと思いつき、このアイデアを我が相棒、Claude3.5に聞いてみました。以下、Claude3.5からの回答です:

「センサーとGPSを活用し、バスの乗車率やルートの混雑状況をリアルタイムで把握します。
過去の利用データ、天候、イベント情報などの外部データを組み合わせ、AI技術を用いて需要予測を行います。
予測に基づいて、時間帯や路線ごとに最適な価格を自動的に設定します。
モバイルアプリやデジタルサイネージを通じて、リアルタイムの価格情報を利用者に提供します。

期待される効果

オフピーク時の割引による利用促進
混雑時の価格上昇による需要の分散
全体的な収益の向上と運行効率の改善

課題と対策

価格変動に対する利用者の理解促進が必要
低所得者層への配慮(例:月額上限制の導入)
システム導入にかかる初期コストの検討」

、、相変わらず素晴らしいです。頼まないでも課題と対策まで付け加えてくれました。

まとめ
 素晴らしいアイデアは出ましたが、現実に実行に移すとなるとClaudeくんが指摘しているようにハードルは高そうです。

 いずれにせよ、自治体、国が主導して改善していく必要かがあるでしょう。でなければ、このままでは不採算路線からなし崩し的に廃止になってしまいそうな状況のようですし。このご時世、負担が増えるのはしんどいですが、、

 ちなみに、高齢者が無料、という路線は多いと思いますが、調べたところ欧米はどこも高齢者割引はありますが全くの無料というのは見つかりませんでした。国民全員、すこーしずつ負担、というのが本来の姿なのかも知れません。







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