「ちょっと気になるワイン用語」酒精強化ワインって?
こんにちは。世界13ヶ国のワインを扱うインポーター【アルコトレード】です!
公式Instagramアカウントの弊社の社長のアイコンでお馴染み「 #マックスの大冒険 」
定期的に投稿しているワインコラム「ちょっと気になるワイン用語」
今日は「酒精強化ワイン」です!
通常みなさんが思い浮かべるワインと言えば、
いわゆるフツーのワインの非発泡性「スティルワイン」
そしてシュワシュワした発泡性の「スパークリングワイン」
実はワインはその他にも種類があるんです!
その他ワインの種類には「フレーヴァード・ワイン/アロマタイズド・ワイン(混成ワイン)」もあります。
ワインベースで、そこにスパイスやハーブ、果汁などのエキスや蒸留酒など、他のフレーヴァーやアロマなどの風味の材料を加えたもの。
よく間違えられますが、酒精強化ワインとは異なります。
今日ご紹介するもう1つのワインの種類の「酒精強化ワイン」
「フォーティファイド・ワイン」とも呼ばれます。
Fortified(Fortify)とは強くしたという意味です。
ブランデーなどを添加して「Fortified=酒精強化」しているためアルコール分はやや高め。
酸化や腐敗防止など保存性を高める目的で、特に温度管理が難しい気温が高い生産地で広まりました。
世界の三大酒精強化ワインと言えば、スペインのシェリー、ポルトガルのポート、マデイラ。
さらに、イタリアのマルサラを加えて四大酒精強化ワインと呼ぶこともあります。
これらは耳にしたことがあるかもしれません。
実はこれらの酒精強化ワインの産地はみんな海に面した地域で貿易の拠点。
長期の輸送のための強いワインを造る必要があったので、酒精強化ワインは貿易が盛んになった大航海時代に大きく発展することのなったのです。
そのほか、フランスには、ヴァン・ドゥー・ナチュレル(発酵中にアルコール添加した天然甘口ワイン)や、ヴァン・ド・リキュール(未発酵の果汁にアルコールを添加)もあります。
酒精強化ワインのベースは使うブドウ品種によって赤ワインと白ワインがあります。
また味わいも甘口から辛口まであります。
酒精強化ワインのタイプは発酵のどの段階でアルコールを加えるかがポイントとなります。
アルコール発酵を行う酵母菌の活動はアルコール度数がある一定量以上になってしまうと働かなくなってしまします。
酵母のアルコール発酵、つまり、糖分のアルコールへの変換がストップされるため糖分が残って甘口となりますし、発酵が完了した後に酒精強化を行うと辛口になります。
ブドウ品種や酒精強化のタイミングだけでなく、様々な熟成方法にも魅力があるのが酒精強化ワイン。
継ぎ足しや加熱熟成、意図的に酸化させるものなど、ユニークな熟成方法もあり、味わいも独特なものがあります。
さて、今日ご紹介するのは南アフリカの酒精強化ワイン
なんと!テイスティングルームの屋根の上、太陽の下でマデイラのように熟成させたので酸化と産膜酵母のニュアンスもあるユニークな1本です!
生産本数も少ないレアアイテムとなります。
Villiera Wines
Dak Wijn
ヴィリエラ ワインズ
ダック ヴァイン
アルコール 16.5% 甘口
シュナンブラン100%
酒精強化の前に部分的に発酵させ、若干の残糖を残す。
屋根に置いたデミジョンにて8ヶ月間太陽の下でマデイラ風に熟成。
軽い産膜酵母の下で一部酸化させたのちデミジョンの中で十分な時間を経た後、樽にて14ヶ月間熟成。
キャラメルやスパイスのニュアンスがあり、ナッツのような香ばしい特徴。
濃厚で甘美な味わいに、十分な酸味でバランスがとれており、余韻が長く続く。
通称「サンワイン」。
保存もききますので常備するのも、食後酒としてチーズやデザートとチビチビ楽しむのもおススメです。
ぜひ日常でも楽しんでみてくださいね!
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