「ちょっと気になるワイン用語」春のブドウ畑って?
こんにちは。世界13ヶ国のワインを扱うインポーター【アルコトレード】です!
公式Instagramアカウントの弊社の社長のアイコンでお馴染み「 #マックスの大冒険 」
定期的に投稿しているワインコラム「ちょっと気になるワイン用語」
いろんなワインや醸造の用語がメインですが
今日は栽培のお話です!
4月になり、まだ肌寒い日も天気がグズつく日もありますが、
桜も咲いて春めいてきたので「春のブドウ畑」がどんな状態かお話しますね!
ワインの勉強をし始めると、最初に学ぶのがブドウ栽培ですね。
ワイン造りの1年間の流れはソムリエ試験頻出パート!
ブドウの生育サイクルと栽培作業を英語とフランス語で覚えてちょっと大変なところではありますが、ワイン造りはまずブドウの生育と共にはじまります。
冬の間ブドウの樹は「休眠期」のため、ワイナリーの畑見学に行ってもブドウどころか葉っぱもなくて、ちょっとさみしい風景かもしれません。
ブドウがなるまでワイナリーって何しているのか不思議な方もいますよね?
冬の大事な畑仕事は、枝を切る「剪定(せんてい)」や、根元に土を集め寒さから樹を守る「土寄せ」だったり、土壌づくり等をします。
ワイン造りの1年のスタートで最も大切とされる作業と言われます。
この作業において収穫量や品質を調整をすることは、その後のブドウの成長や結実に大きく影響を及ぼします。
ワイン用ブドウ栽培に適した気温は10~16℃。
北半球の産地では4月下旬から9月頃に1000から1500時間以上の日照量が必要と言われています。
春に徐々に暖かくなって日照時間が長くなると、冬の間に干からびたかのように硬かった枝も根から水分を吸い上げはじめます。
枝先まで樹液が循環することで柔らかくなり、枝がしなりやすくなるので、その後は隣と重ならないように人の手で丁寧に枝を結束ワイヤーに固定していく「誘引作業」をしていきます。
だいたい3月から4月頭くらいに冬の剪定作業で切られた枝の切り口に「樹液の溢出」が見られます。
ポタポタと滴るこの様子を「プルール」「ブリージング」「水上がり」「水揚げ(水上げ)」などと言います。
プルール(Pleurs) はフランス語で涙の意味。
なのでよく「ブドウの涙」と呼びます。
確かに涙みたいでなんだか美しいですね!
ちなみに色は透明。舐めるとほのかに土壌を感じるようなミネラリーさがあるのだとか!
この涙は樹が冬眠から目覚めるサイン。
そして新しい収穫年のはじまりとなります。
暖かくなってもまた気温が下がった日には稀に凍ることもあるそうですし、春の遅霜にも注意な頃です。
最近よくワイナリーのSNSやブログなどでも写真を投稿しているところを見かけるのでぜひチェックしてみてください!
一般的に1日の平均気温が10度くらいになると樹は元気に活動し始めます。
だいたい3月の後半から4月頃には、新芽が出てくる「萌芽」です。
余分な芽を取る「芽かき」も行われ、新梢の伸びの調節や、収量や品質の管理もする時期になります。
この柔らかな新芽を天ぷらやフリットにして食べるなんて言うのも聞きますね。
ブドウがなる前の春の芽吹きや生命力を感じるブドウ畑もいいものです。
この後5月くらいになると葉も成長する「展葉」の時期になります。
萌芽から70日前後、気温が15~25度くらいになった6月ごろにはブドウの花が咲く「開花」です。
ブドウの花ってイメージない人多いと思います。
花びらはなくちょっと海ブドウみたいで(笑)、先っちょにとっても小さな白い花が咲きます。
そこに受粉してブドウの実になります。
たくさん実がなると品質が落ちるので、開花前の余分な花を取り除く「摘穂」と呼ばれる作業も行います。
この後はブドウの実になる「結実」、それから色づいたり成熟していきます。
花が咲いてから100日程度が収穫の目安と言われています。
実がなるまでの間にもかなりの手間暇がかかってますね!
さて、今回は冬から春のブドウ畑のお話でした。
また夏から収穫の季節のパートはまたもう少し暖かくなってきてからご紹介します!
「いいワインはいい畑から」とよく言われますが、
しっかりと手入れをしたブドウ畑はワイン醸造と同じくらい大切ですね!
今年も美味しいワインができますように!
そしてみなさんのお手元に届きますように!
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