「ちょっと気になるワイン用語」ピュピトルって?
こんにちは。世界13ヶ国のワインを扱うインポーター【アルコトレード】です!
公式Instagramアカウントで、弊社の社長のアイコンでお馴染み「 #マックスの大冒険 」
定期的に投稿しているワインコラムで
現在は「ちょっと気になるワイン用語」をテーマにお送りしています!
今日はどちらかと言えば醸造の道具のご紹介で
「ピュピトル」って? です!
聞き慣れない言葉ですが、もしかしたらビストロなどの入口で飾られているのを見たことがある人もいるかも?
フランス語Pupitre、英語でRiddling Rack
丸い穴が規則的にたくさん開いた2枚の板からできるボトルラック「澱下げ台」です。
これを使用する目的は、シャンパーニュやスパークリングワインの瓶内二次発酵後、この穴にボトルを逆さまにして入れて、瓶口に澱を沈殿させる「澱下げ作業(ルミュアージュ / ルミアージュ)」
そもそも「瓶内二次発酵」、別名「トラディショナル方式」というのは…
ブドウ果汁から1回目の発酵で出来たスティルワインに糖分と酵母を再び添加して
その名の通り瓶の中で "2度目" の発酵をさせることです。
ゆっくりと時間をかけて瓶内で "澱と共に" 熟成(Maturation sur lies マチュラシオン・シェール・リー)させることで、きめの細かい泡と複雑で豊かな旨味を造り出します。
この後は活動を終えた酵母から生じた澱を取り除く必要があるので、
「動瓶」と言って、ボトルを逆さにして少しずつ少しずつ回転させこの澱を瓶口に集めていきます。
この時に使う澱下げ台が「ピュピトル」なんです!
ちなみにこの工程はあのヴーヴ・クリコで生まれたと言われています。
この手作業で1本1本数週間かけて行う「動瓶」は大変手間がかかるので
自動で大量の瓶を動かす機械の「ジャイロパレット(Gyropalette)」もあります。
その後瓶口の澱を取り除く「澱抜き=Degorgement (デゴルジュマン)」をしますが、この話はまた~!
さてさて、本日は1878年設立のシャンパーニュ
ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区マルイユ・シュール・アイにある「RM」=「レコルタン・マニピュラン(ブドウの栽培から醸造までを自社で全て行う小規模生産者)」
L.べナール-ピトワ(L.Bénard-Pitois)をご紹介
優れた土壌に恵まれており、畑はグランクリュかプルミエクリュに格付されています。
クリュッグの「クロ・デ・メニル」に隣接する畑もあります。
自社ではテット・ド・キュヴェ(一番搾り)のみを使用、その他の果汁はネゴシアンに卸しています。
2019年にはHVE(環境価値重視)認証を取得し、さらに環境に配慮したワイン造りをしています。
あたたかみのある家族経営の小さなシャンパーニュのワイナリー
歴史を感じさせる熟成庫ですね。
ワイン用語を知って飲むとさらに楽しいし、
ワインショップやレストランでもより選びやすくなります!
次回もワイン選びが楽しくなるような
ワインにまつわるキーワードをご紹介します!
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