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ラブアン島でアザーンを聴きながら歩く夜がとてもよかった≡マレーシア

ブルネイからマレーシアのコタキナバルへ船で行くには、ラブアン島を経由する必要があった。当日中に到着したい気持ちもあったけれど、ラブアン島に渡ったときコタキナバル行きの船はもう終わっていた。船で国境を越えてみたいがためのルートだったんだけどね。失敗した。

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ガイドブックにラブアン島はページ半分くらいの紹介で、ホテルもレストラン情報もなく、フェリー降場でWi-Fiがつながらなかったときは少し焦った。

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△ホテルエリア 密集

通りにでたところでネットカフェを見つけられたので、そこでホテルは予約した。チェックインし近所のごはん屋さんで、マレーシア サバ州の特産野菜サバベジの卵炒めと、こってりがクセになるバタープロウン(揚げた海老にバターで炒めたココナッツを絡めたもの)とビールで移動おつかれの乾杯をした。なんでもない食堂なのにすごくおいしかった。

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ここラブアン島、特筆するべきことは免税島なのでお酒が安いということ。ダイビングスポットもあるらしく半日滞在ではもったいない島であった。

An'Nur Jamek Mosque

モスクがあるようなので、拝観時間は終わっていたが外観だけでもと向かうも、近代的なグレーの建物がそこにあって、暗かったこともあり一瞬モスクに見えなかった。一応玉ねぎドームだけど、それまで見てきたモスクに比べて地味すぎる…ホテルへ引き返しているとき、そのグレーモスクからアザーンが流れてきた。イスラム教の彼らにとっては日没後の礼拝の時間。

それだけで旅情は掻き立てられるもので。案内不足の小さな南の島で、ひとりぼっちでアザーンを聴きながらただ歩いてる。朝まではただの経由地のはずだったのに。こんな風にすごしてる自分をさっきまで想像していなかった。これが自由ってことじゃないの?と、そのとき体感してえらく感動したのを覚えてる。今でもあんな夜がこれから先もあるといいなと思う。

2015.2.Malaysia

photo in Labuan

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最近日本でもラクサは市民権を得てきたけれど、実はエリアごとに特徴がありシンガポールorマレーシアではない。こちらサバ州のラクサは海老だしとココナッツミルクの効いたマイルドなもの。もしあの辺に行くことがあればいろいろ食べてみてね。


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