メンタリズムを駆使してメルカリで勝者になる方法。
メルカリでセット売りを成功させるための試みとその結果報告
ある日私は不思議な夢を見ました。
ひげもじゃで長髪のおじいさんが私に語り掛ける夢。
「メルカリには、必勝法がある。」ーーーー
「ラ・・・ライアーゲーム・・・?」とムニャムニャ言いながら目覚めたのでありますが、素直な私はその啓示が導くままにメンタリスト講座に行ってきました。
「興味や信頼を引き出す技術」というテーマで、どのようにして人の興味を効果的に引くのか、相手の感情を動かせるのか、自分を相手の記憶に残らせるのか等を学んできました。非常に興味深いものでした。
内容自体は門外不出だと思いますのでこちらには書きませんが、講師の方が雑談として面白いお話を紹介してくれました。これもメンタリズムの一種のようです。
ある新聞社が、紙媒体とWeb媒体で新聞を売っています。
Web $50
紙媒体 $100
みなさんは、どちらを購入しますか?
実際のところ、多く売れたのはWeb媒体でした。
さて。
あなたは新聞社の編集長として紙媒体をもっと売りたいと考えています。どうしたら紙媒体をもっと売ることが出来るでしょうか。実際にこの新聞社は広告の出し方に工夫を加えることで紙媒体の売り上げを伸ばすことに成功しました。
変更後の広告はこちら↓
Web $50
紙媒体 $150
紙媒体+Web $150
どうです?セットのほうがお得感が増しましたよね?
マーケティングを学んだり、実際にモノを売るお仕事をしている方にとっては初歩中の初歩のお話かもしれないですね。
しかし、この話を聞いたとき、勘の鋭い私は、これまで誰も思いつかなかったような斬新なアイデアを思いついてしまいました。
これをメルカリに応用すれば、金儲けできる、と。
今回、一世一代の大勝負のお供に選び抜いた商品がこちら。
「ビックリマン○シール ファックゼウス」
こちらの素敵なステッカーは中野ブロードウェイで販売されていたクリエイターUN©!!さん(何と発音するかは不明。)の作品のようです。実はセット商品で、
「ゴムをつけろよちんカス野郎!ステッカー」
という非常に前衛的でフェミニズムな作品も同封されており、定価800円でした。
さて、実はメンタリズム講座を受ける前、
「ABE ステッカー」+「ゴムをつけろよステッカー」セット!を販売していました。
※こちら、ファックゼウスとは対照的になんとも物憂げなABEステッカー
しかし、なぜか「ゴムをつけろよステッカー」の人気が地味に高く、別売りを希望する声が後を絶たず、泣く泣く別売りにしたのですね。
そんなタイミングでメンタリズム講座を受けたわけで、帰り道、雷に打たれたような衝撃を受けたのです。
これだ、、これこそが私が求めていたこの世にたった一つの必勝法だ、と。
そこで、マンを痔してファックゼウス様とゴムをつけろよステッカーのセット販売を開始します。
価格設定は以下のようにしました。
ファックゼウス ¥600
ゴムをつけろよ ¥1200
ファックゼウス+ゴム ¥1200
定価800円、送料195円ですから、セットで売れれば205円の利益になりますね。少なくね・・・?と思ったそこのあなた、ご安心ください。
メンタリズムを題材にした(?)映画「フォーカス」で、天才詐欺師を演じるウィル・スミスも言っています。
「薄利多売のスタイルが堅実だぜ」と。そのほうが足がつかないぜと。ウィル・スミスが言うなら間違いない。
宣伝文を書き終え筆をおいたとき(ベッドにスマホを投げ捨てたとき)、私は確信しました。「勝った・・・」と。人生勝ってしまった、と。言ってみれば、この必勝法を手にしてしまった限り、私は凡人が一生かけてもたどり着かない境地に26歳という若さで到達してしまうのですね。
皆が私を羨望の眼差しで見ることでしょう。時には嫉妬や恨みを買うこともあるでしょうが、仕方ない。神が私に与えた試練だと思って篤と受け止めましょう。
出品する際は、以下のことを気を付けました。
・下品な商品だと思われないよう、自主規制をかける。
・ビックリマンシールとの差別化を強調し真摯な態度を演出する。
・下品な女だと思われないよう、サイズもしっかり示す。
しばらくして、コメントが来ました。
結論: メンタリズムの道は甘くない
以上です★