『防災』非常時のために日常の使い勝手とスタイリッシュさを犠牲にできる?結論は諸行無常を受け入れ、少し水は多めに確保
愛知県のリサイクルカンパニー
豊アルケミー株式会社 代表の桐山です。
地方で子育て・教育・地域に関わって生活している企業経営者です。
当社では朝礼時に持ち回りで3分間スピーチを行っています。明日から3分間スピーチのテーマは
『防災』
です。
私の住んでいる濃尾平野というエリアは海抜ゼロメートル地帯です。
ここに住まないことが根本的な防災対策ではありますが、
なかなかそういうわけにも行きません。
地震のリスクもありますが、水害のリスクのほうが高いように思います。
自宅は2階建ての戸建てです。
水回りやトイレ、風呂や生活の基幹システムは2階にあります。
1階の床上浸水程度であれば、とりあえず逃げられます。
とは言えハザードマップで想定されている洪水時の浸水深さは5メートルで、2階の軒下まで水が来ることになっています。
しかも市内全域が同じような状況です。
どうしたもんでしょうか?
津波シェルターを持っておく?
一つの選択肢ではありますが、それほど安いものではないので、なかなか踏ん切りつかないですよね。
こうして記事を書いている今、正常性バイアスによりリスクを低く見てしまっている自分がいます。
とりあえず、生き残ったとして
まずは水は必要です。
自宅では電源なしで使えるウォーターサーバーの水ボトルのストックがあります。
一人一日3リットル×3日分=9Lが必要だと言われています。
6人家族だと54L
ボトル1本が12Lなので、常時5本のストックが必要です。
うーん、1本しかない。。
12リットルを5本分ストックするには結構場所を取ります。
これは大変です。
ローリングストックという考え方がありますが、
・設置スペース
・使い勝手
この二つが両立をさせる必要があります。
ローリングはあきらめてデッドストックとし、期限が切れたら捨てて新しいものと交換するというのもアリかもしれません。
でもデッドストックの期限管理は結構難しいものです。
東日本大震災後、会社で買ったことがありますが、チェックする仕組みがなかったために、いつの間にか期限切れになってしまっていました。
家庭ではもっとハードルが高いですよね。
災害に備えることは大切なのですが、
非常時のために生活の中のスタイリッシュさを犠牲にしたくない、
という気持ちがあります。
防災のために、生活があるわけではありませんからね。
家を建てたり、リフォームするときに、防災を意識するとは思いますが、やはり日常の利便性が優先されることが多いと思います。
非常時のためのスペースを取るという判断をするのは難しいものです。
またどんな災害がやってくるか分かりません。
家の内部にストックスペースがあっても、被災後にアクセスできなければ意味がありません。
そんなこんなで考えれば考えるほど行動できなくなりそうです。
何もしないわけでもないけれど、完璧はあり得ないわけで、半分は達観するしかないのかなと思います。
生きるために必死にもがきますが、どうにもならないことは、諸行無常として受け入れていく、ですかね。
考えすぎたり、心配し過ぎても、人生つまらないですから。
もう少し水は確保しておこうと思いました。
それでは!