【レシピ】 昆布だしを引きましょう！☆２つの作り方をご紹介します。

和食の基本となる「出汁（だし）」。
今回は「煮出し」「水出し」の２つの方法をご紹介します。

普段、市販の昆布だしを使っていても、作り方・ポイントを押さえておくと、時間のある時、いざという時に重宝します。

煮出し、　水出し

「煮出し」「水出し」の違いは、調理時間。
そして、仕上がりの色も、やや違ってきます。

どちらでも、美味しい昆布だしですので、その時々によって、使い分けて頂けたらと思います。

この昆布だしを使い、「茄子の煮びたし」を、作っていきましょう。
しっかり冷やして頂く、夏の定番・お惣菜です。
下記・添付レシピをご覧下さい。

茄子の煮びたし

それでは、作っていきましょう！

******************

☆関連・おすすめレシピ ＆ 記事

******************

☆ 昆布だし ☆

１）ゆっくり煮出してみましょう！

【 難易度 】★☆☆☆☆
【調理時間】約 40分

材料

　【材料】

☆昆布だし（ 出来上がり量：約800～850ml ）　
　　　　　　　　水　　　　　　1000ml
　　　　　　　　昆布　　　　　　20ｇ（ 水に対して 2％が、目安 ）

　【作り方】

【ポイント】
☆ 急に出汁が必要になり、急いで準備したい時に便利　　　　　　　　　  
　水に浸さず（約１時間）、すぐ加熱して、約40分で出来上がります
☆ 500ml以上、多めの昆布だしを作りたい時に適しています　　　　　　

******************
この出汁の引き方は、
事前に、昆布を水に浸け、ふやかす必要はありません。
コンロの、一番小さい火口で、一番弱いとろ火にかけます。
沸騰させることなく、40分程。
これで、昆布の旨みが、ぐぐっと引き出されます。

①　しっかりと絞った濡れ布巾を用意する。
　　さっと、昆布（20ｇ）の表面を拭き、汚れなどを拭き取る。

濡れ布巾で、さっと、昆布の表面を拭く

②　鍋に、水（1000ml）と、表面をきれいにした昆布を入れて蓋をする。
　　コンロの中で、一番小さい火口に置き、点火。
　　一番小さい火加減（とろ火）で、沸騰させないようにして、
　　約 40分、火にかける。

鍋に、水と、昆布を入れる

蓋をして、コンロの中で、一番小さい火口に置く

とろ火にかけて、沸騰させないようにして、約 40分 火にかける

40分経過後の出汁の様子

③　昆布を取り出してから、強火にする。
　　一度、沸騰させたら、出来上がり。
　　火を止める。

昆布を取り出す

強火にして、一度、沸騰させたら出来上がり
火を止める

煮出した昆布だし、出来上がり

******************

２）水出ししてみましょう！

【 難易度 】★☆☆☆☆
【調理時間】一晩冷蔵庫で寝かす　+　火にかけて、約 5分

材料

　【材料】

☆昆布だし（ 出来上がり量：約400ml ）　
　　　　　　　　水　　　　　　500ml
　　　　　　　　昆布　　　　　　10ｇ（ 水に対して 2％が、目安 ）

　【作り方】

【ポイント】
☆ 前日から準備（水出し）し、当日は、５分程で出汁が引ける　　　
☆ 少量の出汁（200～300ml）が必要な時に、作りやすい です　　　

******************
前夜から、昆布を、水に浸けておく（水出しする）ことで、
当日「出汁を引く」時間を、短縮できます。
また、短時間の加熱調理のため、蒸発する水分量が少なく
少量の出汁が必要な時にも、作業しやすいです。

①　しっかりと絞った濡れ布巾を用意する。
　　さっと、昆布（10ｇ）の表面を拭き、汚れなどを拭き取る。

濡れ布巾で、さっと、昆布の表面を拭く

②　ホールに、水（500ml）と、表面をきれいにした昆布を入れて
　　ラップをする。
　　冷蔵庫に入れて、一晩置き、水出しをする。

ボールに、水と昆布に入れる
ラップをして、冷蔵庫で一晩置き、水出しをする

一晩置いて、水出し後の様子

このまま、使っても良いですが、
昆布の生臭さが残り、料理の味に影響する場合があります。
一度、鍋に入れて、ひと煮立ちさせると良いでしょう。

③　鍋に、水出しした出汁を入れて火にかける。
　　沸騰直前に、昆布を取り出す。
　　出汁だけ、ひと煮立ちさせたら、出来上がり。
　　火を止める。

鍋に、昆布ごと、水出しをした出汁を入れる

火にかけて、沸騰直前に、昆布を取り出す

ひと煮立ちさせたら、出来上がり
火を止める

水出しした昆布だし、出来上がり

******************

いかがでしたか？
２種類の昆布だしの引き方、押さえておくと、とても便利ですよ。
是非、試してみて下さいね。