【レシピ】 白アスパラガスと卵の前菜 ☆ 春のご馳走のひとつです
私が、初めて、「白アスパラガス」を食べたのは、幼少の頃。
既に、茹でられた缶詰の「白アスパラガスの水煮」でした。
第一印象は、トゥルトゥル、ふにゃふにゃ。
パスタも、アルデンテが必須、歯応えがあるものが、好きな私の中では、
しばらく、食べたいリストからは、外れていました。
そのイメージを、一変させたのが、2000年の春。
北イタリアの、白アスパラガスの里・バッサーノ・デル・グラッパ(Bassano del Grappa)で食べた、フレッシュの白アスパラガスでした。
あの時から、春先に、白アスパラガスを食べたい!と、思うようになりました。
イタリアでは、グリーンアスパラガスも、良く食べられます。
グリーンアスパラガスは、太陽の光を、たっぷり浴び、すくすく育ったので、栄養価も高いです。
一年を通して食べられている、卵と合わした代表的料理は、こちらです。
「ビスマルク風」(alla Bismarck)とは、目玉焼きや、半熟卵をのせた料理のこと。
19世紀後半のドイツ帝国首相を歴任したオットー・フォン・ビスマルク侯爵が、卵好きだったことから、名付けられたといわれています。
この「ビスマルク風」に、パルミジャーノチーズをたっぷりかけたり、
アスパラガスの下に、炭火焼のパンを敷いたり、トマトソースを敷いたりと、お好みで、色々プラスして、食べられています。
「ビスマルク風ピッツァ(Pizza alla Bismarck)」を、置いているピザ屋さん(Pizzeria)もありますね。
必須トッピングは、卵。
ハム(生ハム)、ほうれん草、アスパラガス等の野菜が、プラスされていたりします。
そして、最近は、紫アスパラも、売られていますね。
表皮に、アントシアニン色素を含み、鮮やかな紫色をした品種で、
アスパラガスの中でも、より甘いのが特徴、と言われています。
ただ、成長するにつれ、段々と、表皮は、グリーンになっていくので、
収穫時期のタイミングを逃すと、紫アスパラガスとしての商品価値が無くなるそうです。
確かに、断面を見てみると、中は、鮮やかなグリーンです。
紫アスパラガスの旬は、3~6月頃。
まだまだ、一般的には、出回っていないですが、もし、見つけたら、
アスパラガス好きの方には、是非、試して頂きたい食材です。
今回は、この季節ならではの「白アスパラガスと卵の前菜」を、ご紹介。
もちろん、グリーンアスパラガスでも、春らしい彩りで作って頂けますよ。
それでは、作っていきましょう!
最後に、手書きの「料理手順書」「アスパラガスの保存方法」「応用編」「料理用語のイタリア語」を添付しています。
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白アスパラガスと卵の前菜
( Asparagi bianchi e uova )
【 難易度 】★☆☆☆☆
【 作業時間 】 約 30分
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