見出し画像

【レシピ】プレスニッツ ☆ 甘口ワインと相性抜群!国境沿いの港街・トリエステの伝統的焼菓子(ハンガリーがルーツとも言われています)

プレスニッツ(Presnitz)

イタリアの最北東部フリウリ=ヴェネッツィア・ジューリア州の
州都であり、港街でもあるトリエステ(Trieste)の銘菓です。
たっぷりのナッツ類、ドライフルーツ等の詰め物を包んだ焼菓子で、
ハンガリーがルーツとも、言われています。

月桂樹の王冠のような、ぐるりと巻いた形は、宗教的な意味を持ち、
以前は、キリスト教・復活祭の菓子として食べられていましたが、
現在は、一年中作られ、愛されています。

私が、このプレスニッツに出逢ったのは、10年以上も前。
2008年の夏でした。

この年のイタリア旅のテーマは、「北イタリアの国境沿いへ」。
ヴェネツィアから始まった旅は、まずは、北のオーストリアとの国境近くのドロミテに、その後、スロベニア国境沿いの港街・トリエステを訪れました。

お菓子屋さんで、初めて見た時は、なんと、大きく立派な焼菓子!と、目を見開いたのを覚えています。
購入し、帰国後すぐのレッスンで、皆さまに試食頂いたのが、こちらです。
直径30㎝程、そして、長さは、なんと、60㎝もありました。

画像38
トリエステで購入したプレスニッツ


お店には、ひと口サイズのプレスニッツも置いてあったので、その場で頂く事に。

画像37
ひと口サイズのプレスニッツ


エスプレッソコーヒーと一緒に食べたのですが、
お店の方曰く「甘口ワインとの相性が抜群なんだよ」とのこと。

ふと思い出し、今回は、出羽桜さんの「貴醸酒」とも合わせてみました。

画像44
貴醸酒「SWeeeeeT」(出羽桜)と、プレスニッツ


和と洋のマリアージュ。
何とも言えない美味しさで、ちょっと、ハマりそうです。

*****************


そして、サブレ生地は、クッキー生地としても使って頂けます。

画像42
サブレクッキー


焼きっぱなしで、そのまま食べても良し。
甘さ控えめなので、チョコレートやジャム等をトッピングしたり、挟んでも美味しいです。

それでは、作っていきましょう。

最後に、手書きの「料理手順書(工程のみ)」「応用編」「料理用語のイタリア語」を、添付しています。

お問い合わせ・メールアドレスを、記事末尾に添付しています。
料理を作られて、分からない事、ご質問等がありましたら、
添付アドレスより、お問い合わせ願います。

******************

☆関連・おすすめレシピ & 記事


******************

プレスニッツ
( Presnitz )

【 難易度 】★☆☆☆☆
【 調理時間 】 約 50分  (生地を休ませる時間は、除く)
【 オーブン調理時間 】 180℃ 約 25~30分
         ※ 冷蔵庫で休ます時間等は、除く

ここから先は

2,597字 / 40画像 / 1ファイル

¥ 220

お読み頂き、ありがとうございます。 サポート頂ければ、心強いです。