見出し画像

熊本の伝統野菜・水前寺菜 @ 水前寺成趣園

< 2023年・熊本の旅 no.16>

水前寺成趣園内で、「うん?これ、お野菜?」と思ったのが、こちら。
熊本伝統野菜の「水前寺菜(すいぜんじな)」です。

水前寺菜(すいぜんじな)

葉の表側は濃い緑色で、裏側が赤紫色の野菜。
ふと、加賀野菜の「金時草(きんじそう)」を思い出しました。

敷地内の一部を「水前寺菜栽培地」として活用されているようです。

調べてみると、熊本伝統野菜「水前寺菜」と、加賀野菜「金時草」は、なんと、同じものだったのです。

江戸時代に、ここ熊本の水前寺町で栽培が始まり、その後、金沢に伝わり、加賀野菜のひとつ「金時草」として、全国に知られるようになったそうです。

石川県の「金時草」のように、他の地域によっても呼び方が変わり、
愛知県では「式部草(しきぶそう)」、鹿児島県・沖縄県では「はんだま」の名前で、呼ばれています。

見た瞬間に、とても似ているなと思いましたが、元々は、同じもの。
この水前寺菜が各地に広がっていったというのも、新しい知識として記憶されました。

そうだったんだ…。
7年前、金沢で食べた「金時草」を思い出しながら、この記事を書いています。

金時草のお浸し(金沢にて)


いいなと思ったら応援しよう!

食の工房オフィスアルベロ【イタリア料理教室 in 神戸】
お読み頂き、ありがとうございます。 サポート頂ければ、心強いです。