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スポーツで国際協力? |はんちゃん

こんにちは!はんちゃんです!
国際協力メディアのページを訪れてくださり、ありがとうございます!

スポーツって色々なものがありますよね。
ちなみにみなさんは、何のスポーツが好きですか??
私は、チームスポーツではラグビー、個人競技では水泳が好きです。
(部活で経験があるからです(笑))

スポーツはプレイすることはもちろん、観戦するのも面白いですよね。
日本では野球やサッカー観戦がとても盛んですね。
今回は、そんなスポーツを絡めた国際協力について取り上げたいと思います‼


1.スポーツで国際協力?

いやいや、スポーツで国際協力ってどういうこと??と思いますよね。
しかし、スポーツも十分国際協力の手段になり得ます。

国連による2030アジェンダ宣言でも、スポーツによる国際協力の可能性が示唆されています。

「スポーツもまた、持続可能な開発における重要な鍵となるものである。我々は、スポーツが寛容性と尊厳を促進することによる、開発および平和への寄与、また、健康、教育、社会包摂的目標への貢献と同様、女性や若者、個人やコミュニティの能力強化に寄与することを認識する。」
引用: 国際連合広報センター


スポーツをSDGsの観点からみると
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに

5.ジェンダー平等
10.人や国の不平等をなくそう
16.平和と公正をすべての人に
ざっとこれらが当てはまります。
スポーツには様々な要素が混ざり合っているのです。

まず、スポーツにより体を動かすことで人々の健康に繋がります。
体力の向上や健康的な体形の維持に役立ちます。
そして、身体面のみならず、心の面にも健康をもたらします。
ストレスの軽減やチームで成し遂げる達成感連帯感爽快感、個人で高めていく自己自制精神を育むことにも繋がります。フェアプレーの精神により、互いの思いやりも育むことができます。
また、勝ち負けだけではない楽しさやチームワークなど、学びの面もあります。
3.すべての人に健康と福祉を

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次に、スポーツにジェンダーは関係ありません。女性でもサッカー、ラグビーはできます。女性は○〇だからという先入観で諦める必要はないです。
誰もがフィールドで輝くことができます。
ジェンダーだけでなく、障害の有無も関係ありません。パラスポーツも同時に普及することで、障がい者の方への理解も進みます。障害をもっていない人もブラインドサッカー(目隠しをして、サッカーをする)を体験してみることで、目の不自由な方の視点に立つことができます。障がい者の視点に立つことで、途上国のインフラもみんなが使いやすいもの(スロープや点字の設置など)になります。
5.ジェンダー平等 10.人や国の不平等をなくそう

女性ランニング


2.JICAや企業、団体の具体的な取り組み


JICA主導と特定非営利活動法人HEART of GOLD主導の体育科教育支援について見ていきたいと思います。SDGsの「4.質の高い教育をみんなに」を達成するために、主に途上国で不整備である体育科教育の支援を行い、子どもたちの心身の成長を促しています。

① まずJICAによる体育科教育支援についてです。
JICAでは、エチオピア連邦民主共和国、セネガル共和国にて、UNDOKAI(運動会)の企画・実施を行いました。ラジオ体操や大縄跳び、騎馬戦といった運動会ではお馴染みの競技を行いました。子どもたちは本番に向けて放課後に、たくさん練習を行ったそうです。練習ではうまくいかなかったことも本番では友達と力を合わせたことで乗り越え、友情を深めるきっかけにもなりました。
 競技の中で子どもたちは、フェアプレーの精神で挑み、応援声かけを積極的に行っていたそうです。調べていくうちに、友達と競いながら楽しむという運動会(体育祭)のなつかしさを思い出しました。(UNDOKAIを一度現地で見てみたいなとも思いました)
 最初の開催は二校だけだったUNDOKAIですが、今では多くの学校を巻き込んで行われており、スポーツの輪が広がっているそうです。

UNDOKAIで子どもたちにはスポーツを学んでもらう一方で、現地の教員たちにも体育教育の重要性を伝えるセミナーもJICAは開催しています。競技としてプレイするだけではない、体の基礎の部分やチームワークといった面を育てることができる体育の指導法を現地の教員に広めています。

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引用:JICA


② 次に特定非営利活動法人HEART of GOLDが行っている事業を紹介します。
当法人では主にカンボジアでの体育教育支援を行っています。カンボジアでは、ポル・ポト政権時(1976~1979)、多くの教員が殺害され、国内の教育は壊滅的となりました。その後、1991年のパリ和平協定により、カンボジアでの教育改革が行われました。
 しかし、算数や語学ばかりを優先してしまい、体育や芸術といった人間の感性面を育てる情操教育が疎かになっていました。
 そこで当法人では2015年から、新しい体育の学習指導要領の作成を行い、それらを現地の学校に広める活動を行っています。プノンペン市などでワークショップを開き、現地の教員による年間の指導計画の作成の手伝いも行っています。

体育

引用:JICA

 スポーツによる学びをより効果的なものにするためには、現地の教員の意識改革や体育の重要性を理解してもらう必要があります。当法人ではそうした教員側への教育も行っています。スポーツを通じた様々な国際協力を行っている特定非営利活動法人HEART of GOLDさんのホームページを参考文献の所に載せておくので、ぜひご覧ください。


3.スポーツの可能性


スポーツを通じて、世界は平和になることが可能であると思います。
公正や公平だ、なんだと堅いことを言ってもやはり、スポーツは言葉がわからなくても一緒にやるだけで楽しいものです。スポーツは言語の壁を超え、地域を超え、国を超えてみんなが楽しむことができます。
 スポーツをやるだけでなく、一緒に観戦するだけでも一体感がでます。そこには差別も偏見もありません。
16.平和と公正をすべての人に)

紛争で傷ついた子どもたちの心のケアにもスポーツは有効です。
単純にスポーツを楽しむだけでも、紛争によるストレス軽減に繋がると思います。前回紛争下で過酷な状況に置かれている子ども兵を取り上げたので、ぜひこちらもご覧ください。

4.途上国で広めてみたいスポーツ

余談ですが、私が広めるなら何のスポーツか実際に考えてみました。
広めるのは、ずばり「セパタクロー」です。
セパタクローとは、3vs3で行う簡単にいうと足を使ったバレーボールです。
9世紀頃の東南アジアから始まったとされており、その競技性から
「空中の格闘技」と称されています。
ぜひYouTubeでセパタクローと検索してみてください!
神プレイ集を見ると「空中の格闘技」の所以がわかります(笑)

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引用:国際機関 日本アセアンセンター

セパタクローは、3人のプレイヤーがいればチームを組むことができ、6人いれば勝負することができるというプレイ人数の少なさが利点であると考えています。自分を含めて5人集められれば、すぐにプレイすることができます。
ボールやネットの準備が必要ですが、途上国の現地で育っている植物を使ったボールやネットを作ることで、現地の新しい産業にもできるのではないかと考えています。(現地での織技術を転用できたりしないかなとも考えています。)

マイナー競技ゆえの競技人口の少なさにも目をつけました。どろどろの利権のしがらみも少なく、外部が入る余地があると考えました。
 セパタクローの競技人口が増えれば、世界規模での大会が増え、そして観戦客も増えます。チケット収入やスポンサーの獲得により、選手の収入の安定化にも繋がります。プロリーグなどで活躍する選手を見て、子どもたちが目指し、また次世代に繋がる良い循環ができます。
とまあこんな感じでスポーツの楽しさを広める点と事業としてどうやってお金を稼ぐかの面も考えてみました。


5.さいごに

スポーツには学びの側面もあり、「平和」の側面があると感じます。
スポーツを通して、あらゆる人が楽しみ、喜び、時には悔しがる。
そうした心の動きを体験できるだけでなく、人間の心身ともに大切なことをスポーツは教えてくれるのではないでしょうか。
また、真っ向勝負の中に差別や偏見が入る余地はありません
この世の争いがすべてスポーツでの勝負だけになったら、どれだけ世界は平和になるのでしょうか。

スポーツによる国際協力を持続可能な事業にするには、資金繰りが他の分野より苦労するかもしれませんが、NFTといったデジタルも活用しながら模索する価値はあると感じます。
スポーツによる国際協力の可能性を少しでも理解いただけたら幸いです。

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この記事を見て現地で何かやってみたいと思った方にAlba Projectの海外ツアーをご紹介します。まずは、現地に行って子どもたちとふれあうことから始めてはどうでしょうか。ツアーでの個人企画として、現地の子どもたちとスポーツをして交流してみるのも面白いと思います‼
 海外ツアーの概要はこちらから!👇

最後までお読みいただきありがとうございました!

ライター: はんちゃん
チェック: みさき
アドバイザー: 松田淳也

参考文献:

https://www.jica.go.jp/activities/issues/sports/ku57pq00002lc8qo-att/sports_pamphlet_ja.pdf


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