ヤバい!忘れた!が子どもの自立の第一歩?!
「宿題をどうこなす?」「子どもが勉強好きになるには?」など4回にわたって続けてきた、ワーママ向けイベント登壇ご報告。
最終回となる今回は、「子どもの自立」について書いてみます。
育児の最終目標は「子の自立」
育児って果てしないですよね。特に幼少期の手がかかる時期は、いったいこれがいつまで続くんだろう、って気が遠くなるものです。
でも気付いたら、子どもって手を離れているんですね。日々の連続の中で、はっきりとは線を引けないのですが、ある時ふと
「あれ?私、いらない?」
っていう、うれしいけれどちょっとさみしい瞬間が現れます。
それがどんどん増えていくのが「自立」。
育児の最終目標だと思います。
しおり片手に移動教室の準備
私は自分で会社と社団を運営しているので、お休みがありません。
土曜日も日曜日もパソコンを開き、何かしらの作業をしています。
長期のお休みも同様なので、子どもたち3人には、年少の学年からキャンプの類にたくさん行ってもらいました。
学校の移動教室も含めて、外に宿泊に行っている間はパラダイス
(あ、ごめんよ子どもたち、つい本音が・・母はさみしくもあるのよと言っておく)なのですが、
大変なのが行く前の準備。
事前に配られるしおりにある、長い持ち物リストとリュックに詰めるアイテムとをにらめっこして、記名しながら、気が遠くなったことは数知れず。
兄弟で同じキャンプに入れた時は、それが2倍になり吐きそうになっていました。
ネグレクトか?微妙な我が家
ある時、どうしても自分の仕事の手が離せなくて、「もう自分でやって!ごめん!」という時がありました。そして子どもたちのスポーツの合宿が増えるたびに、「無理!」な場面が増えました。
帰ってくるたびに、
「歯磨きセット忘れちゃってさー」
(え?それで?えー?!?!磨かないで3泊4日?まぢかー💦)
「パンツ忘れちゃってさー」
(え?それで?えー?!?!表裏表裏で2泊3日?まぢかー💦)
というやりとりが毎回あり、その恐ろしさにだんだん麻痺してきたある日。
「忘れ物なかったよ!」
という天使の福音みたいな報告があったのでした。
そう。子どもって失敗して痛い目をみながら自立していくんですね。
おかげで小学校3、4年くらいから、お泊り前の準備はノータッチで済ますことができ、それ以外にも少しずつ自分でできることが増えました。
背中で見せたら良い!
ワーママイベントで、「コロナで家にいたら勉強などをずいぶん見てあげられたのだけど、ふだん家にいられるお母さんは毎日こんな風にできるのかと思ったら愕然とした」というお話がありました。
その気持ち、とても良くわかります。
でもね、大丈夫。
親が忙しくて手が回らなければ、自分でさせてみたら良いのです。丁寧に見てあげられているおうちの子に比べたら、信じられないくらいたくさんの失敗があるかもしれません。でも長期的に見たら、子どもは自立に近付いているし、自分でなんとかする度胸や工夫する力がついていると信じましょう。
もちろんぴったり子どもに伴走してあげられるのも素晴らしいけれど、お父さんやお母さんが仕事を頑張っていて、たまに落ち武者みたいになって家に帰ってくるそんな姿だって、子どもたちにたくさんのメッセージを与えられているはず。
子どもの自立。それが育児の目標!
みなさん頑張りましょう!
以上、ワーママイベント登壇のご報告でした!