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オンライン就活が激増する中で変わること変わらないこと(1)

ここ5年ほど授業に伺っている大学での講義。前期の授業が一昨日、終わりました。

「就活寄り」になった今年の授業

まだ一度も大学に行かれていない学生たち。小中高はもう正常化しているのにね。
なぜ大学生だけがオンラインなんだろう?
どう思う?
疑問を投げかけながら学生たちとの授業が始まりました。

例年、「プレゼン演習」というお題で、就活前の学生たちに、就活時でも役に立つような授業、を行っています。ただ、就活予備校化している昨今の大学のあり方には疑問を持っているので、小手先のノウハウより、自分の内面を見つめる時間や、世の中に対して視野を広げるような時間を重視してきました。

そんな授業ができたのも、これまで売り手市場が続いてきたから。
状況が一転する中、来年就活を迎える学生たちが急に心配になってしまいまして。
老婆心からずいぶん就活対策な授業になってしまいました。

就活の一次試験はほとんどがオンライン


冒頭の絵のように、就活の一次試験はほとんどが、最終試験でも5社のうち3社がオンラインで面接となりました。
オンライン上で話すことにもともと慣れていたり、すぐにやり方にキャッチアップできた学生とそうではない学生の間で結果に大きな開きが出てしまったのではないかと思います。
もともと日本の学校は、パソコンを使った授業の導入が世界で見ると非常に遅れている国です。

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学生のパソコン保有も多くないものと思われる中、スマホを使って奮闘した4年生たちの状況が目に浮かびます。

では、あと一年ある今の3年生たちは、果たして特別な対策はいるのか?が今回の授業で話した点です。


オンライン就活で特別に必要な対策

特別な対策が必要かの答えはYes and Noです。

テレワークになり、日々オンラインの環境になった大人の皆様はお気付きの通り、オンラインになると、環境の設定が大事になります。
逆行になっていると顔は映りませんし、暗いと印象が暗くなるので、特に顔にハイライトする形での光の当て方をすると印象が変わります。
そして、オンラインではくぐもって聞こえますので、普段より少し「発声」をよくする必要があります。普段にも増して事前に発声練習の時間をとると良いでしょう。

また視線を送る場所はカメラ。複数の人がいても、カメラ。

面接の間は肩から少し下までが映る方が良いですが、ずっとPCに向かっていると疲れやすくなりますから、作業はなるべく低い椅子を使って、画面を覗き上げるようにするか、立って作業できるような台を使う。または定期的に運動を取り入れてみると良いでしょう。


そのあたりが通常の面接と違うところでしょう。
ただ、基本は変わりません。

中身が大事であることに変わりはない

画面を2枚通しはしますが、「自分自身や会社に対する考え方や意気込み」を語る就活の内容そのものが変わるわけではありません。問われるのは結局は「自分の考え」そのもの。表面のやり方が少しばかり違いますが、本質が問われるというところを学生さんたちにお伝えしました。

長くなったので、ではその変わらないものとは何か、それは変えられると思うことだ、というのを次回に書きたいと思います。

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Aska
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