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勉強好きになるための秘訣 ~その2 好きを見つける!

子どもの頃に何かにはまった経験はお持ちでしょうか?

前回、勉強好きになるための秘訣の一つは、世の中のぶっ飛んだ大人の仕事についてを知り、そこから今の勉強に関係のある要素を逆算してみる、というお話をしました。お子さんが勉強好きになるための秘訣、第2回めは「好きを見つける!」について書いてみます。保護者向けイベントでお話したことの続きです。

子どもの頃にはまっていたもの


ご自身が虫捕りや切手の収集、少女漫画に夢中になった、あるいはお子さんがライダーものに夢中なんていうご家庭もあるかもしれません。
私は、この「はまる経験」、何か特定のものが「好き!」という力が勉強好きになる上でとても大事だと思っています。
好きなことは苦にならないので、何か一つでも良いから勉強と結び付けて伸ばしてあげる。そしてそれを褒める。
ということを繰り返していると、その分野ではほかの人よりも自分が詳しい!というプチ成功体験を持てる。
その結果、他のことにも意欲的に取り組むようになるという例を多々見てきました。

身近な例では・・・


私は子どもの頃から「箸置き」が好きという変わった趣味があり、親がデパートで買い物している間は、おもちゃ売り場よりも瀬戸物売り場が定位置。そこで日がな一日、箸置きを眺めているという不思議な子どもでした。そこから世界中の陶器に目覚め、そこから陶器がどのようにシルクロードを渡ったのかというお話を知り、日本史や世界史に興味を持ち、そこから勉強全般が好きになったという経歴を持っています。

我が家の子どもたちでいうと、娘は食べ物全般に興味があるようで、いろいろと細かい食材を覚えています。(写真はこっそり二人でパフェを食べるている様子)。鉄ヲタで全国の特急に興味を持っていた長男は、その後地名を覚えるのが得意でした。虫が好きで生き物が好きで、その後恐竜にはまり、今は歴ヲタの次男は、生物や歴史(戦国時代限定なのが惜しいけれど)が得意なようです。

まさに好きを伸ばしていくと特定の分野は強くなることの典型な気がします。たとえそれがエラく狭い範囲だったとしても。

全般的じゃなくても良いんじゃない?

はっきり言って、箸置きなんかに詳しくなっても、成績全般には直結しないわけなので、その優雅な時間を許してくれた親には感謝します。

戦国武将が好きで、授業を聞かずにずっと戦国武将や馬の絵を描いている次男の行く末は激しく不安ですが、好きを極めるのは大事だから、と見守っています。いつかこれが何かにつながってくれることを祈る母です。こんな絵ばっかりが机に置いてあります。
中学生なのに・・・
授業はきっと聞いていないんでしょう。
興味の分野が勉強全般になったら、勉強好きを育てました!って胸を張って言えるのですが、まだその域には達しておらず、修行の身ではあります。

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これからは突き抜けよう!


ただ・・・
かつては、すべてのお勉強がまんべんなくできるジェネラリストが企業で重宝されました。でも、これからはとがった何かを持っていることが強みになる時代だと思います。
世の中、突き抜けたものを持つ変人が世の中を変え始めています。
お子さんが全般的に勉強が好きではなかったとしても、何か一つの分野が好きそうであれば、それを突き詰めさせてあげる、という対応がお子様の未来を拓くはずです。それがたとえ、ものすごくマニアックなものであったとしても。
もしそれが少しでも学校の勉強と接点があるのであれば、無理やりこじつけて、そこを得意科目にする。
内容を、誰よりも深く深く極めていることを褒めてあげたいものです。そこにはすごいパワーが宿っているはずです!

いや、それが、、好きなものが何も見つからないというんです、というお話も多々聞きます。そんな問題はまた改めて書いてみましょう。
私も日々苦しいことだらけですが、皆様がんばりましょう!

それでは、次はイベントでお話した最後、育児の究極の目標「自立」についてです。


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