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知らないとヒドイことになる医者選び方
医者の世界には、大きな差がある。
腕の差だ。
特に、エキスパートとそれ以外の医者の差は、患者の生活に直結することになる。病気によっては、いくら通っても治らない・要領の得ない反応が返ってくるだけ。ストレスだけが溜まり、悪化の道を進んでいく。
そして、多くの場合その道は戻れない。
患者の中で有名な医者、医者の中で有名な医者
エキスパート以外の医者は、次の手を打たない。とゆうより、次の手を知らないので何もしないことを選択する。他のエキスパートに紹介もしなければ、数年後にどのような結果を招くのかと解っていません。
死なないから程度にしか思っていないので、「この病気はこんなものだから」、「様子を見ましょう」とごまかされて終わることはよくあります。
患者の間で有名な医者と、医療関係者の間で有名な医者は全く異なるし、自分にとって良い医者が相手にとって良い医者であることもないのです。
腕のある有名な医者は数が少ないし、実はメディアに出ることもないので、よほど運がよくない限りは出会えること自体が基本的にはありません。
だいたい腕の良い医者は予約制で、予約は3ヶ月~半年先まで埋まってます。個人開業の場合には、すでに通院している人の紹介以外では、ほぼ出会うことはできません。
実は、医師がメディアに出るには理由があるからで、腕の問題でないんですよ。
よくある勘違いでもありますけど。
とある分野のスーパードクターである私の師匠が、積極的にメディアの取材を受けるようになったのは最近。全国の患者から自由診療で呼ばれ、往診で診察しています。かかりつけの患者からの紹介以外は、基本的に新規で診てもらうことはできません。このタイプの名医は実は結構います。
この師匠、ここ数年で大きく体調を崩され、引退を口にするようになり、正しい医療の啓蒙活動のためにメディアの取材を受けるようになりました。芸能人とテレビに出てるのを見たときは、嬉しさよりも本当に引退する気なのだと寂しかった。これくらい、人前には出てきません。
良い医者は、あきらめずに探し続けるのがベストです。
いきなりトップにはたどり着けないのと同じです。学会発表のために調べたら、自分にとって良い医者に出会うまで平均4.3件の病院受診をしていました。
2~3件病院を変えたくらいでは、良い医者には絶対に辿りつけないのです。
イマイチな医者はイマイチな医者しか知らない
良い医者を探していたとしたら、「あなたの病気を治してくれた自分の信頼がおける医者」に紹介を頼むのがベストです。実は、エキスパートの医者は、自分の患者をエキスパート以外には診せたくないのです。なので、常日ごろから他分野のエキスパートを探して紹介し合ってます。
なので、医者に紹介をしてもらう時には、
「その医者が、以前に自分の患者を紹介して腕を確認している」
ことが条件。
これ以外の場合の「良い医者」とゆうのは、「良い医者だと聞いたことがある」か「単なる性格の良い同級生」である。紹介されたとしても、あなたを満足させる結果を期待してはいけません。私自身、何度も失敗しました。
「~専門医」、「~科」とゆうのも、患者側にはほとんど関係がありません。「~コンサルタントです」と言っているのと同じで、レベルに大きな差があります。実は、「~科」に関しては、今日から名乗れるのもの多いです。
そもそも「専門医を持っている」かどうかは患者にとって関係ありません。
我々がその医者の経歴や論文、学会発表、所属学会を見れば、その医者が該当分野でどのレベルなのか判断がつきますが、患者側では絶対わからない。ちなみに、先ほどの師匠は意味がないと、専門医のいくつかを返納しています。
もし、知人に良いと思った医者を紹介する時には、「あの人は、専門医だよ」とは紹介しないでしょう?
「専門家だから」と紹介されたときは、ほとんどがハズレなので、断りましょう。
人に紹介するときには、「親身になって相談に乗ってくれて、ほんとに良くなるから」が多いのではないでしょうか?
なので、医者を紹介されたときは、「どんな状態が、どうなったのか」を必ず確認すると成功する確率は格段に上がります。
「優しいヤブ医者」
「すごく優しいが、通っても良くならない、説明も疑問がつく医者」がよくいる。この手のタイプは「優しいヤブ医者」と仲間内では呼ばれてます。
優しくそれっぽいことを繰り返されたら(たとえば、採血で~の値が上がってますね。これは患者が見てもわかる)、遠慮せずに質問しましょう。
答えに納得感がなければ、遠慮せずに医者を変えていいんです。
子供の1年と大人の1年は全く違うので、子どもの発達とアレルギーに関する分野で、「様子を見ましょう」は最悪の結果しか招かないから。
多くの場合、患者側が「私たちに医学はわからない」と「思考停止」しているだけ。わかるように説明することも医者の仕事なので、患者側がネットで仕入れた間違えた知識を振りかざさない限り、エキスパートは必ずわかるように説明してくれますから。
腕の良い医者は東京に集中してるわけではない。
本当に自分の持病を良くしたい場合、富裕層は医者を自分のところに呼ぶ(富裕層でなくても、何人かのグループで費用を分担して呼ぶことも結構ある)ので、医者が住んでる地域は関係ありません。
逆に、こちらから行くこともできます。
うちの子ども2人は、自由診療の子宮頸ガンワクチンを打つために飛行機で通った。世界基準のワクチンを打つたびに、妻と3人分の飛行機を含めた交通費、宿泊代と食費がかかります。しかし、「注射で予防できるガン」に「注射をしなかったためにガンになる」と子どもたちの将来がそれは大きく変わりますよね?
アレルギーを含めて、予防できる病気を予防しないのはこれからの世界基準では許されないと個人的には思っているのです。
タイ駐在の知り合いは、子供のために何人かで費用を分担し、定期的に日本から専門家を呼んでいた人もいました。日本の中心である大都市の有名病院に勤務していた医師は、自分の地元と関係ない九州地方の一般病院で、健康保険による標準治療を受け復帰した人もいます。
バンコクの一流病院の医療はものすごく進んでいます。以前から、国を挙げてシンガポールやマレーシアとともに医療ツーリズムに力を入れているから。
正直、日本比じゃない。
なので、タイで治療を受ける日本人も最近は増えていると医療ツーリズムの会社の方との会食で教えて頂きました。
腕のよい医者は、「来てもらう」か、「こちらから行く」か。
そもそも、良い医者は見つけられません。
アメリカではドクターフィー(医者の診察料)が異なるので、日本よりわかりやすいと教えてもらいました。単純に高い料金設定で成り立っている医者は腕が良いので、腕利きは見つけやすいから。一方、日本では健康保険で料金は一律。自由診療で料金が高くとも、本当に腕の良い医者は表に出てきません。
つまり、日本では腕の良い医者は非常に見つけずらいのが問題なの。
では、一般の人が良い医者と出会うにはどうしたら良いのか?
良い医者と出会うには裏技がある
結局は、信頼できると思った医者を捕まえておかなければいけないのです。
このために、エキスパートだと目利きした医者は「医療とは関係のないところで友達になっておく」のが鉄則です。
料金の高いオンラインサロン、運動系のジム、乗馬やハンティング、会員制レストランなどお金のかかる趣味がベストで、ここら辺には以外と腕利きがいます。知的レベルが同じであったり、趣味趣向が一緒なら話も合いやすいですしね。
金額が大きければ投資仲間でも。私の知り合いは、投資家仲間を集めてビルを購入、自分で医療モールを作って力技で医者を集めた人もいますけど、これは例外。
とゆうことで、自分や家族の健康に投資するためのまとめ
①腕の良い医者は身の回りにはいない。出会うまでが大変なので、あきらめずに探していると出会える。エキスパートは治療結果が全く違ってくるので、遠方でも「来てもらう」か「行くか」の価値が十分にある。
②エキスパートはエキスパートを知る。医療とは関係ないところで、友達付き合いしておくと、いざとゆう時に応用が利くのでとても便利。彼らは意外と義理堅いので、夜中でも友人のために来てくれる。
③自分の病気が良くなったかどうかは基準を決めておく。なんとなく良くなったは良くなってないので、医者を替えよう。
良い医者にかかるのは、健康への「投資」です。
治療や疑問への答えに納得感があれば、それがあなたの専門医。
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