
8月18日 じょんのび4時間エンデューロ〜2024ロードレースガタニー選手権〜
柏崎市のバイクショップ じょんのひたいむさん主催の「じょんのび4時間エンデューロ」に参加してきた。
去年は何故かコムカツや川遊びをしていて参加していなかったが、それを除くとここ数年はほぼ参加。
出席率の高さは、イベントの魅力によるものに他ならない。
・じょんのびたいむさんの人柄によりアットホームで心地良い
・手厚いサポート
・コースがアップダウンだらけ
・4時間走れるが4時間走らなくても良い
・暑い
100kmを超える本格的なコースを走れるとあって、県内の体力自慢もこぞって参加する。ロード新潟県選手権が開催されなくなった現在、本イベントがロードガタニー選手権として位置付けられている。(※個人の見解です)
参加者を見渡すと、ニセコクラシック総合2位のアダチ氏をはじめ、ダチ會、F(t)、sagami_R、県内最強高校生などが集結した。バン氏の姿が無かったのはとても残念だったが、楽しいライドになるのは間違いないメンツが揃った。

コース
・里山風景が広がる柏崎市の野田地区において、アップダウンのある(しかない)周回コース(11km/周)
・勝負所となりそうな登りは3箇所程度あるが、長いところで2分弱なのでパンチャー脚質が有利。
・1周あたりの信号はスタート/フィニッシュ地点付近の1箇所のみ
・すれ違う自動車は数台という素晴らしいコース(ただ、今年は農道の草刈り予算が削られたのか草が元気よく繁茂し道路の半分を塞ぐ箇所もあり、例年より原則したりして通行することとなった)

検証 ~ヒートなL3トレーニングだけで強くなれるのか~
今日のライドで検証したいことがあった。6月末の全日本ロード以降、何分何倍といったメニューを一切行わず、L3ばかりをやってきた。疲労感が強い日やお盆期間中は強度を下げてL2。いずれにしても、狙って行った高強度トレーニングは2ヶ月間ゼロ。
ただし、単なるL3ではなく、ヒートトレーニングの効果を狙って、暑さから逃げず、むしろ積極的に熱い中でトレーニングする機会を増やした。
そうしたトレーニングによって身体がどう適応したか。具体的には、高強度を何度も繰り出せるのか、レース強度で4時間を耐えられるのか等。体力自慢の集まるこのロードガタニー選手権は、検証するにはまたのない機会だ。
機材
バイクは、YONEX CARBONEX SLD。
ホイールは、ヒルクライム業界で話題のちくわホイール。仕様は、フックレス、40mm高、外28mm/内22mm、楕円形状カーボンスポーク、前後1124g。ロードというよりヒルクライム仕様。アベレージ37km/hほどになるライドで、果たしてどんなポテンシャルを発揮するか。
チェーンルブはEXLUB。ロードもCXも、晴れでも泥でもこれ1本でOK牧場!
アイウェアは、OAKLEY sutro。レンズは最近改めて視界の良さを感じているプリズムロード。フィッティングは、新潟市万代のeyecueさん。1を相談すると10返ってくるプロショップ。
インサイドレポート
例年11周をこなしているが、目標は高く、12周行こうぜと声を掛けてスタート。最初の1周はサイクリングペースでコース確認。落車に繋がりかねない舗装の溝やその他に危険な箇所をチェック。今年は農道の草が盛大に繁茂していて道路幅が狭い箇所があり、注意が必要と思われた。
2周目に入る手前、F(t)タカナミ氏が「2周目には6人ぐらいになるんですよ」(意訳:2周目は自分が6人に絞りますよ)と言うので、今日は台風の目になりそうだなと思ったその直後、タカナミ氏のボトルが段差でロケット砲のように吹っ飛んでいき、2周目に入る前にタカナミ氏はボトルと共に消えて行った。腹筋が攣りかけた。
2周目、3周目はペースで淡々といきラップは1830前後でカバー。4周目は序盤の勾配が少し上がる区間で踏んだりしてみてラップは1810。この辺で先頭はオーノ氏、アダチ氏、ゲン氏、自分の4名に。
懸念していた通り、草が繁茂する農道でヒヤリハット事案が起こったので、皆でここはゆっくり行くことを共有する。
5周目でオーノ氏がドロップし、6周目に入ったところでニュートラル適用のタカナミ氏が復活。4周を全力走したけど追い付けなかったらしい。その執念、やはり台風の目。
この周回後に一旦補給の休憩に入ることになった。一定ペースのままこなすのは面白くないので、今回のテーマでもあった高強度に耐えられるかを試すことにした。登り毎にカチ上げして計4発。4発目はリバースしそうなぐらい気持ち悪かったが、みんなが上げたくないタイミングで上げられるかがロードレースなので、オールアウト覚悟でアタックした(40秒-470w)。後で見返すと、心拍が168rpm/170まで上がり、w.balが3/21と底を尽きかけていたので、しっかりと追い込めていた。

休憩を経て7周目は淡々と。というか気持ち悪くて上げる気にならない笑
8周目でちょっと回復してきて、踏めるようになってきた。そこで、9周目に再びアタック連発祭りを決行。追走により脚を使っていたタカナミ氏がドロップし3人に。この周回でも4発を打ち放ち、心拍が167rpm/170まで上がり、w.balが6/21と、ここでもしっかり追い込めた。ゲン氏は苦しそうなんだけど、ドロップせずに粘りの走り。若者の成長にはいつも驚かされるし、羨ましい。

そんな中、最後の登りで前を走るアダチ氏の車体から突然白いものが四方八方に飛散。見たことのない光景に唖然。一旦停車して状況確認を。どうやらボトルが浮いて後輪に突き刺さったっぽい。ダチ會はボトルネタに事欠かない。
10周目の最初の登りで再びあげて、ゲン氏がここでドロップ。時間的に11周回がゴールとなり、そこまでアダチ氏とランデブー。
ところがこの10周目の途中でリアディレーラーが殉職。あえなく終戦となった。先に行って~と声を掛けたが「ゴールまで一緒に行きましょう」と。こんなに心優しき青年は、他に知らない。アダチ氏の下りが激速すぎて、エアロ姿勢を取らざるを得ず腰が粉砕したことも、彼の優しさの表れだったに違いない。(違う
ゴール後にドライフリーの差し入れ。サイコー過ぎて秒で消えた笑
ごちそうさまでした!

検証結果
検証事項①:ヒートなL3トレーニングだけで強くなれるのか
はい。ニセコクラシック総合2位な選手とやり合える程度に強くなれます。夏場は高強度不要。暑い中でL3をやりましょう。むしろ年中L3でも良いかもしれせん。


検証事項②:ヒルクラ仕様のちくわホイールはロードで使えるか
40mmハイト、しかも楕円形状のスポークでも下りのバカ速いアダチ氏にもついていけたので、空力性能は十分で、ロードレースでも高いレベルで使えます。ちなみに案件ではなく通常購入です笑
最後に
雨が時折降ったり日が差したりと、蒸し暑い中で運営してくれたじょんのびたいむさん、楽しいイベントを今年もありがとうございました。予定つかず飲み会に出席が叶いませんでしたが、来年は2酒目目も頑張りたいと思います。

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Tazakiの挑戦 ~沖縄、ニセコ、全日本二冠を目指して~
40代半ばのサラリーマン。そんな筆者が、家庭と仕事のバランスに苦悩しながら、ツールド沖縄、ニセコクラシック、マスターズ全日本選手権で上位を…
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