時間に厳しい人。

僕は時間に厳しいタイプだ。

それはもう、とても厳しく、「時間に命でも狙われているのか?」というくらい厳しい。

最低でも待ち合わせ時間の10分前には、待ち合わせ場所に着いていたい、そう思っている。

そんな僕の周りには、時間にルーズな人がたくさんいる。特に中学時代の友達と待ち合わせたときには、30分とか待つのは当たり前だった。

僕は、待つのは全然平気だ。30分待つくらいなら別に許容範囲だ。だが、1時間とか待ってると、不安になってくる。「本当に今日待ち合わせしてたよな?」とか「何かに巻き込まれたのでは…」になるので、そういうときは連絡してほしいな、と思う。

相手が遅刻する分には全然気にしないが、僕が遅刻するとなると、話は違う。僕が遅刻したら、相手に迷惑がかかる、申し訳ない、僕ごときが遅刻なんて…などと負の感情が出てくる。

僕が今まで(公私共に)待ち合わせした回数は数えきれないが、100は絶対に超えてると思う、その中で遅刻した回数は数回。僕自身がその約束を忘れて遅刻した、交通機関によって遅刻した、寝坊して遅刻した、の3種類。うち、約束を忘れて遅刻した、寝坊して遅刻したが1回ずつである。

そもそも、なぜ、こんなにも僕は時間に厳しいのだろうと、自己分析してみる。すると、2つの答えが出てきた。

1つ目は、父母の影響で時間が厳しくなったのでは、ということだ。

父は少しでも時間がズレると、露骨にイラついた顔をする。それは実の子供である僕を恐れさせるにはぴったりの顔だった(兄はこの顔に気づいていたのだろうか?わからない)。

母は待ち合わせ時間などに余裕を持たせて行くタイプだ。まさに僕タイプ、いや僕よりも行動が早く、細かい。そんな母の行動パターンは分刻みスケジュールによって組み立てられ、いつも時間と勝負していた。「ほら、ちょっと遅れたからこんなに道路混んでる」という言葉が耳に残っている。

そんな父母の影響をモロに受けた僕が、時間にルーズになる理由が見つからない。

2つ目は、時間の計算ができないからでは、ということだ。

父母の影響をモロに受けたにも関わらず、僕は時間の計算が全くできない。算数(あるいは数学のどちらか)で、『時間(hour)』から『分(minutes)』にする計算、『秒(second)』から『時間(hour)』に計算などの問題で、とても時間がかかったことを覚えているし、今でもすぐにできない。

時計に関する計算もだが、カレンダーに関する計算もできない。まず今日が何日か把握していないから、それを把握してから4日後などを計算する。1週間後なら7日後計算なので単純に7を足せばいいのだが、24日後とか、微妙な数字を出されると、ちんぷんかんぷんになる。しかも、それが月をまたぐようなものだと、ますますわけがわからなくなる。

そのせいで分刻みスケジュールやマイルストーンを立てることが、すっっっっっごく苦手だ。時間の計算も苦手だし、自分がどれくらいの技量を持っているのか全然把握できていない上、失敗したらどうしようというネガティブが重なって、ますますマイルストーンが立てられない。

話は少し脱線してしまったが、以上2つが、僕が時間に厳しい理由なのではないかと思う。

そんな僕と仲良くしてくれる人に改めて感謝の気持ちを伝えたくなった。いつもこんな僕に付き合ってくれて、本当にありがとうございます。これからも、時間が苦手で、(僕自身に対して)時間に厳しいままだとは思いますが、よろしくお願いします。

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