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ゲーム事業を売却して、ゲーム屋からEC屋にジョブチェンジした「クルーズ」の第3四半期決算を読んでみる

2016 年 10 月、同社の主力事業であるゲーム事業を売却し、成長著しいファストファッションECサイト「SHOPLIST.com」に経営資源を集中させることを発表していました。

平成28年11月、エレストを除く全てのゲームタイトルとそれに関わる人材の譲渡を実施し、中核事業をゲーム分野からEC分野へ事業構造を転換しました。
今後のインターネットコンテンツ事業(ゲーム事業)につきましては、戦略子会社『Studio Z株式会社』(以下、Studio Z社)にて、少数精鋭で1本の新規開発に一球入魂、低額投資と少人数組織でマネジメントコストやコミュニケーションコストの効率化を図ることで、ハイリスクな開発方式をローリスクに変えた形で、高収益を生み出すヒット作の創出に継続して挑戦してまいります。

その後、初めての四半期決算の開示。いったいどういった状況になっているのか見てみましょう。

まず、会社はゲーム事業の売却についてどう考えているのか、「2016年10月13日発表のゲーム事業譲渡についての経過報告資料」という資料の中で明らかにしています。

まずは、思ったより高く売れなかった。

譲渡価額は厳しい水準で着地

安く売ってしまったのかという問いに対して

減少が続いていた売上・利益に対する合理的な価格でした

ブラウザゲームが利益の源泉だったが毎期30~40%ペースで売上が減少していたそうです。これは痛い。

前期ブラウザゲームは下げ止まり、ネイティブが調子が良かったのではという問いに

まずブラウザについて、一時的に下げ止めましたブラウザは、多様なプラットフォーム展開や他社のゲームの買取・運営代行を行うセカンダリ事業で耐え忍んでいたのが事実一方、ネイティブは毎期新作を投入したものの、思うように売上が伸びず共に打ち手は尽くした状態でした

結構綱渡りだったようです。

結果、

事業譲渡の判断は合理的なものであると考えています

と、結論付けています。

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