2019年6月 シャンゼリゼ劇場でシャンパーニュとモーツァルトの夜【パリ8区】
これまでのパリ滞在で起こった出来事やハプニング、感動した経験をご紹介します。
Théâtre des Champs-Élysées(シャンゼリゼ劇場)
1913年、オーギュスト・ペレによって設計されたThéâtre des Champs-Élysées(シャンゼリゼ劇場)は、主にクラシックのコンサートが行われる劇場です。
「シャンゼリゼ劇場」ですが、シャンゼリゼ通りにはなく、モンテーニュ通りに在ります。
モンテーニュ通り
Hôtel Plaza Athénée(プラザ アテネ)の赤いひさしが見える距離
アール・デコ様式の劇場内
パリ9区のオペラ・ガルニエ(Opéra Palais Garnier)と比べてしまえばとてもコンパクトな劇場ですが、館内装飾は美しくモーリス・ドニの天井画も見ごたえがあります。
空席が目立ちますがヨーロッパらしく、開演時間ギリギリには満席になりました。
モーリス・ドニの天井画
週末の夜は、シャンパーニュとクラッシックコンサート
ドレスコードはありませんが、日本人が一番難しい「スマートカジュアル」な服装で演奏開始まで飲み物片手に語らう。
オシャレな週末の夜の過ごし方です。
Passionnément Mozart !
この日は、イル・ド・フランス国立管弦楽団の「Passionnément Mozart !」
「フィガロの結婚」「レクイエム」など普遍的なモーツァルトの音楽を堪能した、まさにタイトル通り「情熱的なモーツァルト」な1時間30分でした。
私の座席は、入り口近くで後から着席する方のために席を立ちますが、その度にみなさんからひとことお声をかけられるのですが、それが妙に嬉しい。
一番入り口席のご夫妻とは仲良しになり、「また、いつか」と別れの挨拶を交わしましたが、本当にまた、いつかこの劇場でお会いできたら嬉しいです。
シャンゼリゼ劇場は、メトロの最寄駅から徒歩3分ほどで治安の良い場所にあり、観光客より市民のみなさんが楽しむ劇場ですから夜遅くても安心です。
チケット予約とスケジュール
臨時休館でしたが、9月から再開しました。
現状とルールの中でパリは日常を取り戻そうとしています。
当日チケットがあれば予約なしで入館できますが、良いお席は予約が確実です。
舞台が半分だけの10€の座席もあり、こちらは当日券のみです。
コンサートでしたら充分楽しめると思います。
【予約・スケジュール】https://www.theatrechampselysees.fr/
【アクセス】メトロ9号線、Alma-Marceau(アルママルソー駅)