初対面でもラクラク自己紹介をしてもらう方法
前回は今日のマインドセットについてお話をしました。「今日の授業の目的」と「終わった時の自分の姿」が書けたら、次は自己紹介です。
名前だけの自己紹介を防ぐには
初対面同士でグループを組んでいるので、お互いことがよく分からず、まだ緊張が解けていない状態です。そこで、自己紹介をしてもらいます。
自己紹介はチームビルディングの大切なプロセスです。何を話すかによって、グループの関係づくりに大きく影響します。
そうはいっても、ただ「自己紹介をしてください」とだけ言ったところで、学生たちは、ただ困るだけです。そのままにしておいたら、自分の名前だけ言って、終了なんてことになってしまいます。それでは、お互いに何の印象にも残らないので、顔も名前も覚えることはできませんね。
そこで、こちらで自己紹介のシナリオを準備して、その通りに話してもらいます。これならラクラクと自己紹介ができます。
そこで、役に立ってくるのが「今日の授業の目的」と「終わった時の自分の姿」です。自己紹介のシナリオで、これらを発表してもらいます。
【自己紹介シナリオ】
私の名前は《名前》です。
私は今日の授業で《今日の授業の目的》を実現します。
それを達成することにより、授業が終わった時《終わった時の自分の姿》な気分で教室を出て行きます。
このことを達成するのに、協力してもらえますか?
《拍手》
この自己紹介では、自分が授業で達成したいことを、他のグループメンバーに拍手で応援してもらうことで、一体感をつくりだします。
自己紹介はファシリテーターファーストで
もちろん、ここでもファシリテーターファーストです。ファシリテーターとなる先生が、どのように話したら良いのかお手本を示します。ですから、あなた自身も「今日の授業の目的」と「終わった時の自分の姿」を、事前に考えて準備しておくことは言うまでもありません。
さらに、ここで拍手の練習もしておくとよいでしょう。ついでに、拍手のコツについても話しておくといいでしょう。拍手は「短く、早く叩きましょう」といって、これも手本を示して、何回か練習してみましょう。
アクティブラーニングの自己紹介は、シナリオを作っておけば誰もが上手にできます。
「経営史」第1回目の授業デザイン
(1)オープニング動画
(2)席替え・グループ編成
初回授業でグループ編成をするメリット
固定机でもグループ学習はできる
多人数授業でグループ分けをラクラクするには
スマートな人数調整で、スムースなグループ学習
(3)Good&News
グループ学習のアイスブレイクで使えるGood & News
授業ですぐに使える「Good & News」のやりかた
(4)今日のマインドセット
達成イメージが学生の主体性をつくる
スクリプト
(5)自己紹介
(6)成績評価について
(7)学習の進め方
(8)受講のルール
(9)マインドセット
(10)リフレクション
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