学生向け「オンライン授業」学習環境のつくりかた
新型コロナウイルス(COVID-19)対策で、遠隔授業が始まっています。大学の対応や先生たちの遠隔対応はもちろんですが、受ける側の学生にとっても問題はいっぱいですね。
机とイスは絶対に必要
オンラインで授業を受けるということは、机の前に長く座ることになります。最初に机とイスを買いましょう。もし、1日5コマなんて取ってしまったら、それこそ90分×5時間、実に7時間半も机にかじりつくことになります。それだけの時間を、ベッドの上とか、ちゃぶ台に座っていては、体への負担は大きくなります。
新型コロナウイルス感染症は目に見えない敵です。最低あと6カ月はこの状態が続くものと考えてください。机とイスは準備しましょう。
遠隔授業だから、楽できると考えたら大間違い。教材や宿題もすべてオンラインで提供されます。パソコンやスマホの画面を見ているだけでなく、提出課題の作業時間も増えます。
長時間同じ姿勢でいることになるので、腰や肩、クビに負担がかかります。そうした体への負担を軽減するために、下記のリンクに習って準備をしましょう。
①首にタオルを巻く
②ヒザの上にクッションを置いて肘置き場をつくる
③イスにクッションを置く
自宅のネット環境を準備する
いまの家のインターネット回線を確認してください。独り暮らしでも大抵の建物にはネット回線が入っています。なかったら、大家さんに要求してください。
ネット回線の準備ができたら、Wi-Fiルーターを買ってきましょう。スマホにしても、タブレットにしても、そしてテレビまで、いまの機器は全でWi-Fi接続が可能です。有線LANはパソコンしか対応できません。
「うちにWi-Fiがないからスタバへいけばいいや」
なんて考えていたら痛い目に遭いますよ。緊急事態宣言で都市部のスタバは閉店しているし、多くの店舗は短縮営業です(2020/04/13現在)。
「じゃあ、他のカフェへ」
なんてやめて!
不特定多数の人が出入りするカフェに長時間いたとしたら、感染リスクはめちゃめちゃ高くなります。やめましょう。
ポケットWi-Fiには落とし穴が
「家にネット回線がない!」そんなときの対策です。
もうポケットWi-Fiを契約しましょう。大学によっては貸し出しを始めたところもあります。契約する前に確認をしてみましょう。
気をつけて欲しいのは、日本で流通しているポケットWi-Fiの多くは中国製です。大学だけではなく、企業もリモート対応を進めています。
そうなると、わかりますよね。
そう、ポケットWi-Fiの在庫切れが発生しています。詳しくは下記のサイトを見てください。
スマホでテザリング
家にWi-Fiもない、ポケットWi-Fiも手に入らない。そんなときは、最終手段で、いつも使っているスマホのデザリング機能を使いましょう。携帯電話会社との契約が必要となる場合もあるけど、大抵はスマホを買ったときに契約しています。
この機能を利用する場合携帯側の設定が必要ですが、どこの携帯会社でも設定のやり方はほとんど変わりません。とりあえず、docomoの説明をリンクしておきます。
心配なのは「パケ死」ですね。
期間限定ですが、通信各社は25歳以下の学生には追加購入が無償化されています。
4月10日現在、各社対応が異なっているので、契約している事業者のWebサイトで確認をしてください。
■NTT docomo:2020年5月31日まで(4月・5月利用分)50GB(月あたり)
■au:2020年4月30日まで(4月利用分のみ)50GB
■SoftBank:2020年4月30日まで(4月利用分のみ)50GB
■Y!mobile:2020年4月30日まで(4月利用分のみ)50GB
■UQmobile:2020年4月30日まで(4月利用分のみ)30GB
■mineo:2020年4月30日まで(4月利用分のみ)10GB
■IIJ mio:2020年4月30日まで(4月利用分のみ)30GB
■BIGLOBEモバイル:2020年4月30日まで(4月利用分のみ)20GB
■LINEモバイル:2020年4月30日まで(4月利用分のみ)10GB(一部契約プランは9GB)
■OCNモバイルONE:2020年5月31日まで(4月・5月利用分)10GB(月あたり)
各社のデーターチャージ手続き方法については、高崎商科大学商学部の萩原先生がまとめ資料を「新型コロナ休講で、大学教員は何をすべきかについて知恵と情報を共有するグループ」に掲載していましたので共有します。
注意すべきは、ポケットWi-Fiも、携帯回線も通信量が無制限ではないことです。学校の授業だけでなく、SNSやYouTube、Amazon Primeなんて見ていたら、あっという間に数十GBを使い切ってしまいます。
プライベートのネット生活と、大学のオンライン授業を両立させるためには、自宅に常時接続のネット環境、Wi-Fi環境を整えておきましょう。
ふう。あとまだ、書きたいことがあるのですが、2000字を超えたので、次回にお伝えします。
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