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じぶんのあたまでかんがえる

子どもたちのChromeでchatGPTが使えます。
それを職員室で話題にしたところ
・それは困るな。
・今後問題になりそうだ。
と不安な声が多く上がりました。
隣のクラスでは実際に使っている子もおり、(理科や社会の検索として利用していた)
みんなでよりよいを考える場を各クラスで設けています。
便利さに触れ、教師が活用した方法を提示しました。
総合の韓国人観光客のアンケート結果を翻訳し、整理分析、考察をお願いしたものでした。
「私の使い方は◎、◯、△、×?」と問いました。
◯と△に分かれました。
・翻訳はいいと思う。韓国語の学習じゃないし。
・整理も早いからいいんじゃない?
・でもさ、うちらに整理する力が必要なところもあるじゃん。
・整理した上で判断するのは人でありたいよね。
・考える力をつけたいんだからここは自分たちでやるべき
とどんどん自分たちで使い方を考えている姿がありました。
2クラス実施しましたが、「考える力」は共通して強調しているなと感じます。
考えた上で、chatGPTはこう出した。と考えを更新するものに使って行くのが良いとも話していました。

大人が思っている以上に子どもは色々考えているものです。
それを大人が「これは考える力を奪う」と管理するのはまた違うのかなと。
子どもたちはしっかりと「じぶんのあたまでかんがえる」ができていました。

ただ人は便利で簡単で、楽なものに飛びつきたくなります。
最近職員室でいい人キャンペーンを実施したところ、職場の後輩から相談されることが増えました。多くの相談は「うまくいく方法」だなと。
できるだけ、向こうの思いを引き出しながら、本人の中から生まれてきてほしいなと思いながら、対話を続けています。
そんな私も夏休みは本をたくさん読み、セミナーに参加していました。
お世話になっている方に「もっとじぶんのあたまでかんがえる」を大切に。
と助言をいただきました。
それを意識してから一ヶ月以上が経ちました。
・ちょっとものの見え方が広がったり
・ちょっと誰かに優しくなったり
・ちょっとものを書くのが楽しくなったり
・ちょっと毎日が楽しくなったり
そんな効果を感じています。


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