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子どもの側から見る

他校の授業参観の機会をいただきました。珍しく1年生。
本当に勉強になりました。
子どもの姿から話し合うことを大切にしている学校のため、どっぷり浸かることができました。
以下、自身の学びの整理

●校内の学校文化の醸成

校長室に入って、席に着くと1枚のプリント。何気なく、読んでいると「これは校長先生が一人一人の授業を見た記録…」と衝撃を受けました。教師と子どもの関係でも言われますが、「求めた後、きちんと見る・フィードバックする」を校長先生が職員に対して行なっている。これが誠意だなと感じました。形成的評価。

 事後検討でも、グループの活発な意見、心理的安全性が確保された雰囲気づくりが印象的でした。研究部が意図的にグルーピングしているのか。

 ノホロの丘小学校のこういった学校の雰囲気がとても勉強になりました。私自身最近は子どもの学びに加えて、大人の学びに目を向け、中堅教員がどのような役割を担うことで、教員同士が学び合えるかということを学んでいる最中です。いい刺激を受けました。


●問題意識の焦点化

指導案上に「前時に並び替えることに悩んでいたり、迷っていたりしていた子の短冊を取り上げる」と記載がありました。形成的評価ですよね。学びのコントローラーをもった後、子どもたちの学びは多様化し複雑になっていきます。先生がそれを見取り、整理したり、引き上げたり、揺さぶったり…。教師の出が重要になってくると思います。

後の子どもたちの様子を見ていると、「順番(特に最初)」「分類(同じカード)」あたりが問題意識としてあったように感じます。困りや意図的な指名でそれを焦点化し、目の前にある自分のカードを元に考えていく方法もアリだったかもしれません。

「簡単から難しい」⇄「クイズみたいにする」のズレもありましたね。『もっと伝わる』の捉えが多様だったのかもしれません。


●学びのコントローラをもつ

・もうちょっと自分で確認したい。

・友達に聞きたい

→でも自分で考えないとだめじゃん。

・同じになっちゃう。

・でも友達に聞いてもわからなかったらどうする?

・大人がいっぱいいるから聞いたらいいじゃん。

素敵なやり取りでした。このように絶えず子どもたちが試行錯誤することで、子どもたちが自ら学ぶに近付いていくのだなと感じました。このやり取りから見えた子どもの現在地。

◎自分で考えることの大切さ

◯友達と話し合うことに行き詰まることもある

△友達との学びで自身の考えが更新される

次のステップは「しっかり自分の頭で考えた後に、友達と交流することで、自身の学びがアップデートされた」という経験を積み重ねていくのが良いのかなと見取りました。


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