
11月11日 kintoneワイドコースについて
11月11日ですね。
まずは無事にCybozu Daysが終りました。とても良い出展になったと思います。
弊社ブースの詳細は昨日書いたブログにアップしています。
このブログには触れていませんが、Product Keynoteで発表されたkintone AI アシスタントの件とワイドコースへの展開は今回のCybozu Daysのトピックです。
前者については、弊社として既存のAIとどのように棲み分けられるかを調査し、お客様により良い提案をするために知見をためる必要があります。
考えるべきは後者です。
Product Keynoteでは、ワイドコースに力を入れた内容になっていました。今まで、エンタープライズには使えないと言う定評がkintoneにはついて回っていました。これを払拭したいとのサイボウズさんの意欲がよく感じられました。私たちにとってもワクワクする機能も盛り込まれていくようで楽しみです。
ただ、ワイドコースの拡充をもって中小企業を見捨てたとは考えない方が良いです。
確かに、先日の値上げ発表や、今回のワイドコースの拡充だけを見ると、サイボウズさんが中小企業より大企業に軸足を移したと取られるかもしれません。
ですが、そうではないと思います。今まで提案しようにもできなかった大規模案件への提案の幅が広がったと見るべきです。
大企業への提案が可能になったと同時に、中小企業を大切にする姿勢は変わってないと受け止めています。
つまり、kintoneがカバーする範囲が中小企業から大企業にずらされたのではなく、今までの中小企業の枠はカバーしつつ、大企業向けにも幅が広がったと捉えるべきでしょう。
5ユーザで1500円、合計7500円で使えたのが、10ユーザで1800円、合計18000円、つまり10,500円の値上げということです。
今の物価上昇の中、価格の据置きが厳しいのは誰しも一緒です。サイボウズさんの経営基盤を強化するために値上げは必要でしたが、それが中小企業軽視ということにはつながらないと思います。
むしろ我々ベンダーとして考えるべきなのは、中小企業への提案や実装のやり方です。
サブドメインが増えるごとにそれぞれ個別の実装の手間がかかるわけですから、例えばJavaScriptによるカスタマイズを前提にしたやり方のままだと、増え続ける案件に対応できなくなることは明確です。
また、我々としても物価上昇の今、中小企業に対しても同じ単価でやり続けるのは厳しいと考えています。
そこは物価上昇に応じた価格帯にするか、より弊社として内部の開発プロセスを省力化し、同じ金額で提供できるような努力が必要です。
この点は、私自身もより切磋琢磨したいと思います。
いいなと思ったら応援しよう!
