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10月31日 システム仕様の伝達の効率化こそが生産性

10月31日ですね。

今日で10月も終ります。
ですが、終わりどころか、まだ始まったばかりと言う感覚です。

今月はIT系の展示会も計4回参加し、そのうちの1回では登壇もしました。
また、衆院選も行われ、与党の議席が過半数を割りました。
世の中が確実に動き始めていることを感じています。

今のままではダメだ、変えていかなければと言う気運が満ち始めています。
それが弊社への引き合いの増加につながっているのでしょう。


ところが、いただいた引き合いをやり切るためのリソースには限界があります。
かつてに比べ、システム構築の工数はノーコードツールの特性を活かし、飛躍的に少なくなりました。
ノーコードツールの良さを生かし、さらに個人としての出力を上げれば、実装自体はそれほど手間がかかりません。

それでもなお、お話をいただく案件は多いです。
そして、システム構築にあたってやるべき作業はコーディングや設定だけではありません。構築以外の連絡や仕様の取りまとめなどやるべき点がたくさんあります。そのため、私自身も思うように効率が上げられなくなっています。

おそらくこれからのシステム構築は、こうした連絡の中で仕様の認識をいかにして的確に迅速に行えるかが肝になります。


今のわが国がDX推進を行うべきなのは明確です。

ただ、その推進を高める妨げになっているのは、コーディングではなく、仕様の認識を合わせる作業にあります。

より詳しく話すと、技術者と非技術者の理解度の差ではなく、そもそもの画面の動きとデータの動きを連動させるための仕様の連絡のやり方自体に課題がありそうです。

前からここでも書いている国語力の問題もそうですが、ビジュアル化して説明しようにも、その工数がかかることに問題の根がありそうです。
こうした仕様の違いによる生産性悪化を正すため、かつては業務の標準化がよく叫ばれました。ただ、それがうまくいかなかった事は誰の目にも明らかです。なぜなら、その業界の中ですら、それぞれの会社ごとに違う業務を統一する調整だけで膨大な時間と手間がかかったからです。

であれば、仕様や業務の違いは受け入れた上で、それを言語化し、ビジュアル化し、動画にして仕様の伝達を効率的に行うしか道はないと思っています。


弊社としては、どのようにすれば迅速にお客様と認識が合わせられるかを追求すべきだと思ってます。

AIを使えばある程度はそうした資料を作ることができますが、そもそも、プロンプトに書くための指示内容が難しく、それであれば、直接動画に起こした方が速い気もします。
そのやり方を社内で共有し、社内としてやり方を追求すべきかと思っています。


それまでは人を増やさざるを得ないでしょう。その事は理解していますが、人を増やしすぎることで財務の余裕がなくなることも予想されます。

安易に人を増やして解決するより、もう少しやり方全般の見直しが必要かと思っています。

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Yoshikazu Nagai(長井 祥和)
ありがとうございます。 弊社としても皆様のお役に立てるよう、今後も活動を行っていこうと思います。