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4月1日 絶望ではなく、希望に満ちた未来を歩むために
4月1日ですね。
3月に読んだ本の中で印象に残った本の一冊に、ポルトガルのノーベル賞受賞作家、ジョゼ・サラマーゴの『白の闇』と言う小説があります、
ある日突然、人々の目が真っ白な視野に覆われ見えなくなる話です。
とても印象に残ったので、昨日ストリーミング配信で原作を映画化した『ブラインドネス』も見ました。
人々の絶望と希望について描いたものです。どちらかと言うと、絶望状況に置かれた時の人々の振る舞いをつぶさに描いた作品です。
私たちの人生など、しょせんははかなく、強固な基盤の上に築かれたものではありません。
人生とはそう考えると、絶望に満ちた営みなのかもしれません。
ただし、それは絶対的な基準をもとに考えた時です。
人の社会の中で相対的に考えたとき、工夫次第によっては、絶望を希望に変えることができます。
人の人生は、本質的には不条理である事は間違いないとしても、それをどうしようもない前提条件と考え、むしろ、人生の中で、相対的にどうすれば幸せになれるか、どうすれば希望が持てるかを考えると、やりようはいくらでもあると思うのです。
昨日も年度末の日曜日ということで時間がありました。なので、月のまとめを考えながら、今年一年を振り返り、そこから次年度をどうするかについて考えました。
定められた仕事、定められた商流、定められた業種や職種、日本国内で考えると、世の中には限られた可能性しかないように思います。
ですが、少し視野を広げて考えてみましょう。
そこには、あらゆる職種、あらゆる業種、あらゆる仕事、あらゆる国、あらゆる民族、あらゆる文化、あらゆる地域が複雑に絡み合っています。
そこには無限のパターンがあり、それらを全体的に捉えて考えると、私たちにはまだまだ可能性があると気づきます。
絶望ではなく希望ですね。
ただし、定められた中で飲み考えていると、可能性は閉ざされます。
定められた範囲からどうやって外に出るか。そこはもう個人の努力しかありません。
自分の固定観念や既存のやり方ではなく、外部の環境や他の人のやり方を積極的に取り入れ、外に向けて発信していく。そうすることで可能性は開けるはずです。
4月1日は新年度の開始の日です。
過去を反省することはもちろん必要ですが、過去に囚われてはなりません。
過去を生かし、未来に希望を持って進む。過去を学ぶことで、きっと未来は拓けるはずなのです。
冒頭に書いた『白の闇』とは、暗い闇ではないことに注意が必要です。闇であってもそれは輝いているのです。
それをどう捉えるかはその人次第。
今年一年、がんばっていきましょう。
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