1月16日 社会インフラの変化に対応する
1月16日ですね。
千葉のJR京葉線の快速をダイヤ改正で廃止するとした件で、沿線自治体や住民からの反発を受けてJR側が一部の快速を残す事になったようです。
最初にこの件の報道を耳にした際、なんと大胆な、と思いました。
私も何度も京葉線は使ったことがあります。特に幕張メッセに行く際は、遠路はるばると東京や新木場から海浜幕張まで乗ります。
Cybozu Daysに出展するようになってからは、通うのはとても無理と幕張のホテルを借りるようになったほどです。
あの距離を全て各駅停車というのはかなりきついです。
私がよく乗る小田急で言えば、町田と新宿を結ぶ快速急行や急行が廃止されたことと同じです。
私の実家の近くに置き換えれば、三宮と梅田を結ぶ快速や新快速や特急が廃止されたのと同じです。
どういう判断で京葉線の快速を廃止しようとしたのか、なぜそれが京葉線なのかは私も知りません。
ただ、コロナによってダメージを受けた鉄道会社の苦境はまだ終わっていないことを感じました。
同時に、こうした減便やサービス終了はこれからも起こっていくだろうと思っています。
なぜならコロナが終わってもリモートワークへの流れは終わらないはずだからです。
よかれあしかれ、朝夕のラッシュアワーに移動する大量の乗客によって鉄道会社の利益は維持されてきました。
また、それを見越して鉄道会社も多大な設備投資を重ねてきました。
社会の変化によって乗客が大幅に減るとなると経営上、どこかでコストカットをしなければなりません。
遠い未来、人口減少で社会インフラの維持はさらに難しくなっていくはずです。こうした問題は今後もあちこちで起こっていくはずです。
今回の問題から学んでおくべきは、社会の変化を見越したライフプラン、仕事のキャリアプランを考えておく必要です。
リモートワークが苦手かできない状況の人は、職場に近い住まいを確保しなければ。またはリモートワークに対応できる職に最初から就くか、転職するためにスキルを身につけなければ。
昭和の高度成長を前提に組み立てられたのが今の日本社会であるとすれば、その時期の常識を前提にするとさらに厳しくなっていくはずです。
考え方を変えなければ。