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7月19日 自治会・町内会の価値

7月19日ですね。

一昨日ですが、立憲民主党の議員さんからのご依頼で、りっけんユースという若手の皆さんに向けた勉強会の講師としてオンライン登壇しました。
「自治会のデジタル化」というテーマで45分ほど話し、そのあと30分の質疑応答。
さらに参加者の皆さんでワークを行い、最後に私から締めのお話をする機会をいただきました。

みなさんからは活発な質問を投げかけてくれて、登壇者としてもやりがいを感じました。


登壇の正式依頼から当日まで、六日ほどしかなかったのですが(このため、週末の三島でのイベントの夜の参加を断念しました)、二十年以上自治会に携わっている実家の父にも一時間近くインタビューしました。

そのため、かつて私が務めた総務部長としての経験の上に、年配の方から見た自治体の課題や展望を加えてお話しできました。


自治会・町内会というと、ネガティブなイメージが強いと思います。
無くしてしまえ、という意見があるのも知っています。
この利害が込み入った情報社会の中、生きていかなければならない若い方にとっては、最も縁遠い存在かもしれません。


縁遠いからこそ、可能性があるのです。

私自身、自治会で総務部長を務めた経験がその後のキャリアの中でとても役に立ちました。

その経験はただ単に参考になったどころではありません。いまだにこういう登壇依頼をいただきますし、全国の自治会さんからIT導入のご相談をいただきます(一番遠いところでは広島市から)。
私自身にとって、組織運営や遂行のスキル、ビジネスを動かすやり方のようなものを体得できたのも自治会の中で仕切る経験からです。


こうした経験は、ただ指示されて動くだけの作業からは身につきません。
もちろん、自治会で何かをしたからといってお金はもらえません。ただし、お金に絡む責任感を感じる必要もありません。自治会では会計や監査が機能し、合議で決まるはず。そのため、責任を負わされることもありません。

年齢層もまちまち、趣味嗜好もバラバラ。ただ近くに住んでいるだけの集まり。
だからこそ、余計なしがらみなしで関われるのかもしれません。

りっけんユースの中でも、自治会とは若い方にとっては格好のスキルアップの場とお話ししました。

この記事にあるのは、中学生が自治会で活躍する例です。


学校の生徒会で目立つのが嫌だと距離を置いた方(私もそうでした)も、自治会では目立たずに組織運営のノウハウを得られます。


今の自治会は世代交代が全国規模で進み始めており、IT化も喫緊の課題です。
新たな参加者は、各自治会でも歓迎されるはずです。


まずは何も喋らなくても良いので、何回か参加してみることをお勧めします。

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Yoshikazu Nagai(長井 祥和)
ありがとうございます。 弊社としても皆様のお役に立てるよう、今後も活動を行っていこうと思います。