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8月29日 感染症による分断をSFから考える

8月29日ですね。

先日読んだ『新しい時代への歌』という本がとても面白かったです。

音楽好きに、そして、アバターやメタバースなどに興味のある方にはお勧めです。

メディア業界、IT業界、クリエイターの方にも、今後のあり方を考える上で参考になるかもしれません。

度重なる大規模テロと痘の大規模流行によって、人々が出歩かなくなり、集会も禁止された架空の未来の話です。

リアルのライブが禁止された世界でリアルのライブ活動にこだわりを持つ歌手と聴衆。ネット上での音楽発信に熱狂するけれど、人との接触ができなくなった人々。

この価値観の落差などが描かれています。

難解ではなく、ただただ面白いので読んでみると良いでしょう。

この本が出版されたのは2019年ということです。つまりコロナが世界中を席巻する一年前。

まるでコロナを予見したかのような内容です。

我が国でも外出が自粛要請され、リモートワークが推奨され、ライブ会場でのクラスター発生が度々報じられました。

さまざまな方にとってしんどい時期だったと思います。芸能関係者にとってはなおのことだったのではないでしょうか。

今も電車に乗ると二、三割の人がマスクをしています。この本の中にも接触をしない生活が当たり前になり、接触を恐れる人が描かれています。

わたしはマスクをするしないは個々人の自由で良いと思っています。政治や宗教を話題にしないのと同じで、ワクチンやマスクもその方の信条をことさらいう必要はないと思っています。

それを前提にいうと、この先、私が生きている間に大規模な感染症の流行が再び起こるだろうと思っています。

その時にどう個人として対応すべきか。
会社としてどう備えておくべきか。
今もまだ小規模なコロナの流行が続いているようです。ただ、幸いにもかつてのような社会を揺るがすレベルにはなっていません。

人の表現とは何なのか。表現したい欲求とはどうあるべきか。そこにどのように商いを絡めていくのかなど色々と考えさせられます。

今のうちに考えておくべきことはたくさんありそうです。

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Yoshikazu Nagai(長井 祥和)
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