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10月2日 kintoneはプラットホーム。SaaSとは棲み分ける。

10月2日ですね。

昨日、DX総合EXPOに行ってきたと書きましたが、とても有意義なものでした。

お客様と10-17時の閉場まで20ブース以上、ずっと回っていました。

kintoneとの連携をベースにしつつ、それ以外の可能性も考えながら、

・お連れしたお客様への導入
・他社様への提案
・自社への導入
・自社にない知見の吸収
・Cybozu Daysでの自ブースへの参考
・自社の業務改善
・業界の動向吸収
など、商談の最中も頭を目まぐるしく働かせながらの7時間でした。


サイボウズ社の出展していない展示会は久しぶりですが、だからこそ、私には良かったのだと思っています。

なぜなら、kintoneがプラットホームである世界から少し視線を引いて俯瞰的に見られたからです。


とはいえ、kintoneの存在感は不在であるはずのDX総合EXPOでも感じました。
多くのSaaSが出展されていましたが、それらはkintoneとAPI連携できたり、コネクタがあることを謳っていたからです。


kintoneはプラットホーム。
だからこそ、特定の業務に特化しているわけではありません。
SaaSの機能が欲しいのなら、アプリストアやアプリテンプレート、アプリパックを使って、SaaSの機能に近づけ、さらにカスタマイズやプラグインを駆使して求める機能を実装します。

または、最初から餅は餅屋と割り切ってSaaSを導入し、kintoneとはAPIやその他の連携手段で繋がることを選ぶべきです。

弊社のようなkintoneをお客様に提案する事業者は、どちらを選ぶべきか、難しい判断が求められます。

ですが、やってはならないのは、kintoneに固執してカスタマイズまみれのkintoneを作り上げることや、むやみやたらにSaaSを入れて情報のサイロ化を招くことです。

要は釣り合いをとることです。


ゴテゴテのkintoneカスタマイズが必要と判断すれば、さっさと最初からSaaSを選択すべきでしょう。業種に強いのなら、今後の業種独自の制度改定にも強いはず。kintoneで作ってしまうと、保守の中でカスタマイズがその都度必要となります。

逆にkintoneに少し手を加えればお客様の求める機能が実現できるのなら、kintoneアプリを改善すべきでしょう。

どちらか両極端はダメということです。

その見極めのためには、どう言う業態・業種のSaaSが存在するのか。そのSaaSはただ単にデータ蓄積の機能以外に、どのような業務に特化したUIを備えているのか理解する必要があります。

その上で、そのUIをkintoneで実装するにはどれくらいの工数や費用がかかりそうか。

そんな判断が必要です。

今回のDX総合EXPOは、そうした知見を養うのに有用でした。

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Yoshikazu Nagai(長井 祥和)
ありがとうございます。 弊社としても皆様のお役に立てるよう、今後も活動を行っていこうと思います。