6月16日 値上げには評価指標が要る
6月16日ですね。
先日の高知は実のある出張でした。
単価設定についても貴重な知見を得ました。また、今までのやり方に反省を迫られました。
弊社の単価設定はどうやら安すぎるようです。
それは、私の経営能力の不足につきます。
ユーザーの立場からすぐ、SESの現場に入り、その期間が長かったため、個人での単価設定が身についてしまっていたようです。
今の弊社は、個人で現場に入る単価としては、そう安くない単価設定にしています。
ですが、会社のメンバーを養う立場となった今、さらに単価を上げないと、組織として持ちません。
ただし、単価を上げるには、私だけではなく弊社全員が技術力をさらに習熟することが必須です。中でも弊社が主に取り扱うkintoneに関する技術や知識を。
それを表すのに、kintoneの認定資格はもっともわかりやすい例と言えます。
前にもここに書きましたが、個人でやっている頃の私は資格を軽視していました。が、経営する立場になると違います。外に対して弊社の技術力を発信するための指標の一つとして、自社の資格取得者の数は有効であると思うようになりました。
今の弊社の人数であれば、それぞれのスキルは私自身でまだなんとか把握できます。が、メンバーがもっと増えると、私も把握できなくなるでしょう。
また、個々人のメンバーの次の目標を設定する際にも資格はわかりやすい指標になり得ます。
もちろん、日々こなしている案件の積み重ねが営業につながり、それが業績に寄与するのは確かです。
ですが、それは既存のお客様にとっての話。
新規のお客様が弊社に興味を持ってくださるためには、何かの指標が要ります。それはいまさらいうまでもありません。
弊社の場合、その指標とはサイボウズオフィシャルパートナーであること、代表がkintoneエバンジェリストであること、スペシャリストやエキスパート資格保持者がいること(現時点で私のみですが)でしょうか。
そのアドバンテージを活かせるうちに、弊社としての能力の底上げをしなくてはなりません。
そのためにも今のうちに単価設定を上げておくことも必要です。次代を担うメンバーを育てる資金にも事欠きますから。
色々と反省点と気づきを得た高知の旅でした。