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寄り添うって何なのさ

忙しい時にこそ、面倒くさい事がより面倒くさく感じるもの。
この1週間、何故かとても忙しかったんですが、同時に大変面倒くさかった。
午後の微妙な時間帯。ここでの作業次第で残業になるかどうかが決まるタイミングで、病棟にお呼ばれするんだ。ご家族が、栄養・食事の話聞きたいって……。明日じゃだめですか?
まぁ、行きますけどね。残業もしますけどね。


管理栄養士の業務、栄養指導

病院勤務の管理栄養士の業務って、何気に謎に包まれていませんか?
病院給食の献立の作成・確認や、患者さんの所へ訪問し細かい食事内容の調整なんかがイメージでしょうか。
管理栄養士の業務の中で最も重要なものは、栄養指導であると私は考えています。
これは、各患者さんの状態や疾患に合わせた、より良いコントロールを目指すための知識、栄養量、食事方法を指導し、食事・栄養に関わる修正目標を設定する業務です。
成人教育である栄養指導は、対象である患者さんに寄り添った教育・目標設定が必要になります。
これを、機械的な生成で賄いきるのは現段階では非常に困難です。
なので、栄養指導は、AIに代替されるのが一番最後になる。管理栄養士にとって、最後の希望とも言うべき業務なのです。

成人教育とは

キーワードが出たので、少し説明を。
これは、成人を対象とした学習心理学の知見を多く取り入れた教育手法のことです。
詳しくは、検索すると詳しい解説がたくさん出てくるのでここではさわりだけを(と言うか、私自身、なんとなくの理解しかしていないので……)。
成人は、自立した学習者であり、その過去の経験は学習のための資源です。
学習の準備性(学習する動機的な?)は、人生の発達段階(年齢だけでなく、結婚の有無、子育てや就職しているかなど)に応じて生じます(わからん。生活する上での課題や問題から生まれると解釈してます)。
学習の方向性は、教科書的な勉強ではなく問題解決型が中心となります。
何度資料を見返しても、やはり、よくわかりません。詳しい方、あとは頼みます……。

栄養指導に重要な事

とされているのが、患者さんに寄り添うということであるとよく言われます。
十年以上栄養指導に関わってきましたけど、寄り添うって何でしょうね?
全く理解が及んでいません。
難しい。
患者さんが何を希望し、どのようになりたいのか、何を目標にしているのかを探り、患者さんそれぞれのペースに合わせた支援を行う事、なのかなぁと、最近やっと悟り始めたところです。

今回の〆

栄養指導は、とても奥深いものです。
おそらく、何年たっても、完璧なものは出来ないと思います。
よりよい栄養指導ができるよう、日々精進ですね。

それでは皆様。また、次の記事でお会いしましょう。

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桑部綾人
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