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新ドラマ『恋せぬふたり』&『シジュウカラ』&『元彼の遺言状』ほか

劇場版が間もなく公開される『きのう何食べた?』。ドラマ版はテレビ東京の金曜深夜「ドラマ24」枠で放送されました。現在、多数のドラマ枠を持つテレ東ですが、看板枠といえばここ。

『勇者ヨシヒコ』シリーズ、『孤独のグルメ』シリーズ、『バイプレイヤーズ』シリーズ、『モテキ』、『アオイホノオ』、『忘却のサチコ』、『フルーツ宅配便』、そして『生きるとか死ぬとか父親とか』など名作多数。

そんな同枠で、山口紗弥加さん主演の不倫サスペンスが、2022年1月期に放送決定。坂井恵理さんの同名コミックが原作で、監督は『勝手にふるえてろ』の大九明子さん。脚本は、橋田賞新人脚本賞を受賞した開真理さん。

夫と息子がいる漫画家・忍(山口さん)。新作を描くことになり、22歳の美しい青年・千秋をアシスタントに採用するも、彼はことあるごとに忍に迫ってきて。はたして千秋の狙いとは?40歳からの夢と仕事、愛と恋の物語。

哺乳類で「一夫一妻」な形態をとる動物は、約3~5%といわれています。チンパンジーやゴリラが「一夫一妻」ではないことを考えると、本来の人間の本能に近いのは「一夫多妻」ないしは「乱婚」なのかも知れません。

そんな「一夫多妻」をテーマにした大人気コミック『ハレ婚。』の実写化が決定。2022年1月期の放送で、脚本は劇団「□字ック」を主宰する山田佳奈さん。『全裸監督』の脚本や映画『タイトル、拒絶』の監督・脚本を務めたことでも知られます。

監督はドラマ『ゆるキャン△』シリーズ、『正義の天秤』の二宮崇さん。出演者は未定で、今後公開オーディションをライブ配信サービス「SHOWROOM」にて実施するそうです。

条例により一夫多妻制=「ハレ婚」が認められた町で、3人目の妻となった主人公・小春の、夫・1人目の妻・2人目の妻とのフクザツで不思議な結婚生活を描いたラブコメディ。

次は真逆の“純白ラブコメ”。銀泥さんのマンガ『パティシエさんとお嬢さん』が実写化決定。2022年1月に放送されます。主演はミュージカル『刀剣乱舞』シリーズなどで知られる崎山つばささん。脚本は『広告会社、男子寮のおかずくん』の金杉弘子さん、監督は『ロボコン』の古厩智之さん。

パティシエ・丈士(崎山さん)のお店に毎週金曜日にケーキを買いに来るお嬢さん。2人はお互いのことが気になっているものの、店員と客という立場から近づけず名前も聞けず…イケメンパティシエと天然ふわふわなお嬢さんの、尊すぎる純白ラブコメ。

と、ここまでさまざま恋愛ドラマの新作を紹介してきましたが、最後はラブではないコメディ『恋せぬふたり』。アロマンティック・アセクシュアルの2人が始めた同居生活描く本作。NHK「よるドラ」枠で2022年1月10日スタート。

*「アロマンティック・アセクシュアル」=「アロマンティック=他者に恋愛的に惹かれない」&「アセクシュアル =他者に性的に惹かれない」の意味。

主演は朝ドラ『まんぷく』でブレイクした岸井ゆきのさんと、『岸辺露伴は動かない』の新作も控える高橋一生さん。二人は『天国と地獄』では兄妹役でしたね。脚本は『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』の吉田恵里香さん。

恋愛もセックスも分からずとまどってきた咲子(岸井さん)に訪れた、恋愛もセックスもしたくない高橋(高橋さん)との出会い。アロマンティック・アセクシュアルの2人が始めた同居生活は、両親、上司、元カレ、ご近所さんたちに波紋を広げていく、ラブではないコメディ。

最後は非公式な「デイリー新潮」による新ドラマ情報。2022年4月期のフジテレビ月9ドラマに、綾瀬はるかさんが主演するそうです。タイトルは『元彼の遺言状』で、2021の“このミステリーがすごい!”大賞受賞した新川帆立さんによる遺産相続ミステリー。

新川さんというと、TBSラジオ番組『伊集院光とらじおと』にゲスト出演していましたが、異色の経歴。東大法学部卒で、弁護士やプロ雀士としても活躍。弁護士になった理由は「作家にトライするため、資格のある専門職で日銭を稼ぐため」ということでした。

「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言状を残して、大手製薬会社の御曹司・森川栄治が亡くなった。学生時代に彼と3か月だけ交際していた弁護士の剣持麗子は、犯人候補に名乗り出た栄治の友人の代理人として、森川家の主催する「犯人選考会」に参加することとなった。

綾瀬さんの弁護士役は、これまでなかったと思うのですが(検事役なら『HERO特別編』、刑事役なら『天国と地獄』)、「金に目がない凄腕女性弁護士」という設定なので、『義母と娘のブルース』の亜希子や『奥様は、取り扱い注意』の菜美寄りのキャラかな。本当ならば楽しみ。


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