春は多めの「学園ドラマ」に注目
かつてはゴールデン(プライム)タイムでも多く放送されていた「学園ドラマ」。『熱中時代』(1978年)や『スクール☆ウォーズ』(1984年)が夜9時、『GTO』(1998年)や『ごくせん』(2002年)は夜10時。『3年B組金八先生』シリーズ(1979年)も、当初は夜8時から放送されていました。
「学園ドラマ」のメインターゲットである若年層のテレビ離れもあってか、『ごめんね青春!』(2014年)『学校のカイダン』(2015年)『表参道高校合唱部!』(2015年)など、傑作なのに視聴率が取れない傾向が続き、近年の「学園ドラマ」は深夜帯で放送されることが多くなりました。
そんな中、2022年4月期は珍しく、学校が舞台となるプライムタイム放送のドラマが『ナンバMG5』『未来への10カウント』『金田一少年の事件簿』『卒業タイムリミット』の4作品。「学園ドラマ」生徒役からは多くの人気俳優が輩出されていますので、注目の若手俳優を挙げていきます。
まずは、間宮祥太朗さん主演の『ナンバMG5』。ヤンキー一家の主人公の妹役で、原菜乃華さん(18歳)が出演。名前でピンと来なくても、『真犯人フラグ』では西島秀俊さんの長女役、『ナイト・ドクター』では岸優太さんの妹役と言えば、顔が浮かぶかも知れません。
続いては、木村拓哉さん主演の『未来への10カウント』。坂東龍汰さん(24歳)は『真犯人フラグ』の配送スタッフ役、 佐久本宝さん(23歳)は朝ドラ『エール』の主人公の弟役、櫻井海音さん(20歳)は『つまり好きって言いたいんだけど、』で人気若手俳優役を演じていました。桜井和寿の長男。
吉柳咲良さん(17歳)は、昨年も『青のSP―学校内警察・嶋田隆平―』『ここは今から倫理です。』の2つの学園ドラマに出演。山口まゆさん(21歳)は『コウノドリ』で14歳の妊婦を演じて、神回と呼ばれました。『アイムホーム』では木村さんの娘役でした。
そして、道枝駿佑さん主演の『金田一少年の事件簿』。まだキャストがあまり発表されていないので、美雪役の上白石萌歌さん(22歳)を挙げておきましょう。朝ドラ『カムカムエヴリバディ』初代ヒロイン安子役の上白石萌音さんの妹。『義母と娘のブルース』『3年A組』『いだてん』と、すでに知名度は高いですが、4月からは朝ドラ『ちむどんどん』でもメインキャスト。
最後は、NHKが月~木曜日の帯で放送する『卒業タイムリミット』。『ウルトラマンタイガ』に主演した井上祐貴さん(25歳)、『24 JAPAN』で主人公の困った娘を演じた桜田ひよりさん(19歳)、『ドラゴン桜2』のヤンキー役が人気を呼んだ西山潤(23歳)。
『non-no』の専属モデルでもある紺野彩夏さん(22歳)も「本人の知らないうちに校内ミスコングランプリに選ばれていた美少女」役で登場。『いいね!光源氏くん し〜ずん2』での紫の上役も、たしかに可愛かったなあ。
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