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俳優ノート『町田啓太さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、大河ドラマ『青天を衝け』に、土方歳三役で出演する町田啓太さん。

劇団EXILEのメンバーの中で、最も売れっ子の町田さん。昨年出演した『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(2020年)は、オリコン満足度調査首位を独走。海外でも人気に。

2010年に俳優デビューした町田さんですが、“NHK御用達俳優”の一人。朝ドラ『花子とアン』(2014年)で知名度を高め、『美女と男子』(2015年)では仲間由紀恵さんの相手役に抜擢。大河ドラマ『西郷どん』(2018年)、『螢草 菜々の剣』(2019年)でもメインキャストのひとり。

中でも印象に残るのが『女子的生活』(2018年)。志尊淳さんがトランスジェンダー・みき役を演じた同作。町田さんは、みきの家に転がり込んでくる同級生を好演。二人のバディー感も心地いい、傑作。

可愛い女子的な生活に憧れて、都会に出てきたOL・みき(志尊さん)。実は彼女は、体の性別が男性というトランスジェンダーだった。そんなみきの下に、学生時代の同級生・後藤(町田さん)が助けを求めて訪れる。破天荒で毒気たっぷりだけど、憎めないヒロイン・みきの、痛快ガールズストーリー!

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性的多様性という意味では、バイセクシャルな上司(吉田羊さん)との恋も描かれた『中学聖日記』(2018年)も忘れがたいところ。町田さんは、遠距離恋愛の婚約者(有村架純さん)を中学生(岡田健史さん)に奪われるエリート商社マン役でした。

婚約者(町田啓太さん)がいる身にもかかわらず、勤務先の学校で出会った10歳年下の中学生・黒岩明(岡田さん)に心惹かれていく女性教師・末永聖(有村架純さん)の、儚くも美しい“禁断の恋”を描く。

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最後は、意外にも連ドラ初主演だった『西荻窪 三ツ星洋酒堂』(2021年)。期限付きの小さなバーで繰り広げられる人間ドラマで、町田さんのバーテンダー役がピッタリ。「ザ・テレビジョン」による「2021年冬ドラマ、深くハマった“沼ドラマ”」アンケートで、見事1位に。続編を期待する名作。

東京・西荻窪の片隅にひっそりと佇む“三ツ星洋酒堂”は、3人の同級生の男たちで営業する小さなバー。人生の様々なことに思い悩む人々が、思わず足を踏み入れてしまう不思議な魅力があるこの店で、カクテルと缶詰の料理が、今日も悩める客の心と身体を満たす―。

#あさイチ

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