女優ノート『岡田結実さん』
気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は、2021年夏ドラマ『准教授・高槻彰良の推察 』に出演する岡田結実(おかだ ゆい)さん。父はお笑いの岡田圭右(ますだおかだ)さん。
2001年、1歳にしてジュニアモデルとしてデビュー。NHK『天才てれびくん』(2010-2013年)にてれび戦士として出演。雑誌『ニコ☆プチ』『ピチレモン』の専属モデルを経て、オスカープロモーションに移籍。そして、『静おばあちゃんにおまかせ』(2018年)で主演にして女優デビュー。
以降は3年連続連ドラ主演する快進撃となるわけですが、まずは『私のおじさん〜WATAOJI〜』(2019年)。『おっさんずラブ』の貴島彩理プロデューサーが手掛けた本作。岡田さんは、妖精おじさん(遠藤憲一さん)が見える新人AD役を熱演。以降、ぶっ飛んだ設定の作品が続きます。
上司に、先輩に、同僚に…職場で言いたいことも言えない「私(岡田さん)」の代わりに「妖精のおじさん(等身大だけど他の人には見えていない)」が口に出せない心の声や本音、愚痴をズバズバ、ドロドロと垂れ流してくれる――そんな夢のような(?)出来事が起こってしまう!?
次は、岡田さんらの振り切った演技が評判を呼んだ『女子高生の無駄づかい』(2020年)。岡田さんは、女子高に通う生徒の一人で、バカというあだ名の問題児役。ヲタ役の恒松祐里さんや、ロボ役の中村ゆりかさんもその後、大きく飛躍。
ひときわキラキラ感のない3人の女子高生・バカ、ヲタ、ロボ。彼氏が欲しい。でも女子高じゃ男がいない。イケメン教師に期待するも担任のワセダ(町田啓太)はゴリゴリの“女子大生派”宣言。クラスメイトも超個性的な面々ばかり。やばくね?…暇を持て余したJKたちのハナクソレベルの物語!
最後は、タイムスリップもののラブコメディ『江戸モアゼル〜令和で恋、いたしんす。〜』(2021年)。岡田さんは、江戸時代から現代にやってきた、人気花魁・仙夏役を見事に演じ切りました。
野暮なこと、筋が通らないことを嫌い、客だろうがお大尽だろうがキッチリと言い負かす気風のいい愛すべき江戸の花魁・仙夏。そんな彼女が江戸時代から現代に突然タイムスリップ!「江戸で輝いた粋な花魁」と「コミュニケーション下手で、恋に奥手な令和男」を中心に恋の四角関係が展開されていく!